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真夜中の電話


日本の友達から眠れないと言って、この頃よく電話が掛かってくる。日本の夜中3時はこっちの夜8時だから時差がうまく作用する。彼女はもうすぐ40だが、男と付き合ったことがない。日本では珍しいことではないらしいが、婚活してもことごとくうまくいかず自分はいつも一人だと思い落ち込んで嘆いている。


いろいろ話を聞いてみると、人を好きにならないわけではなく、逆にすぐ惚れるみたいだ。でもデートまで漕ぎつけていい男に会っても、自分はこの人には相応しくないと思ってうまくいかなくなるらしい。自信のなさが恋愛成就を妨げている。


恋愛対象は目の前にいて、自分の外の世界に現れるから、自分とは無関係の別物のように映るけれど、目の前の人は自分を映す鏡である。これはよく聞いたことがあると思う。外を見ているようで自分を見ているのだ。


彼女は好きな人を前にすると、自信がない自分が現れる。自分を否定し始める。それは恋愛だけでなく仕事にも現れる。彼女は仕事を終えられないのではという不安にいつも苛まれている。終わらないかどうかは締め切りが来なければ判明しないが、締め切りのずっと前から心配して眠れなくなる。


自分に自信を持って大丈夫と思えたら、好きな人と付き合うことも、不安なく仕事をすることもできるだろう。それでも好きな人にフラれたり、締め切りまでに仕事が終わらない時もあるだろう。それはその時に考えればよくない?もちろん危機管理も将来の計画も必要だけれど、まだ来ていない未来を心配して今をぶち壊すなら、そんな危機管理はしないほうがいい。今しか生きられないのだから。


人それぞれ性格があり、向き不向き、得手不得手があるけど、全部それでいいのだよ。そのままで大丈夫。優れているとか劣っているとか、いいとか悪いとか、各人の小さな物差しで測ってそう思っているだけだ。


若い娘さんたち、自信を持って生きてる?「自信を持って!」ってよく聞かれる言葉だけれど、これは自信をなかなか持てない人にとってはそんなに容易いことじゃない。自信を持てなかったら、ひとまずこれで良し、今のままで大丈夫と思うところから始めてみたらどうだろう。


あんまり自分に厳しくしないで、現状のままでいいんだ、先のことはなるようになると肩の力を抜いてみよう。大丈夫、絶対大丈夫。


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