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一期一会


自分と生い立ちも育ちも全く違う人間と過ごす。種類の違うチーズを同じナイフでは切らない、手に着いた石鹸の泡は気にならない、土足で歩く床を裸足で過ごしそのままベッドに入る・・・私が気にしないことに彼はこだわりを持ち、私の気にすることに彼は無感心である。


同棲や結婚生活の始まりはみなこういうことに驚いたりイラついたり、喧嘩になることもある。私は面白がるようにしている。一人の生活が長くなってしまうと、相手が帰った後に寂しいというよりほっとしたりする時がある。


相手への思いの強さにもよると思うが、寂しくて泣くよりは自分に優しい気がする。でも一人が楽になってしまうと、ずっと一緒にいようと思える人はなかなか現れなくなるのではという恐れがないわけでもない。


この頃はほっとするというより、その時その瞬間をとても大切にするようになった気がする。その人といられる時間はその時しかなくて、別の日に一緒にいられたとしても、その時は以前の時とは違う。


いつもその時を大事にしていると、別れた後も心が満たされている。寂しさでも安堵でもない。あぁ一緒にいられてよかったと心から思う。感謝する。出会いも一生に一度なら、その人との時間も一生に一度である。


若い娘さんたち、辛い恋をしているなら一緒にいられる時間をもっと大事にしてみて。その後もう一生会えない人かもしれないし、一生一緒にいる人かもしれないが、その時自分が心から愛せたらそれでいい。そうすると後も振り返らず、先も望まず、心が幸せに満たされるのがわかる。愛するって本当に素晴らしい心の経験だよ。苦しむのは止めて楽しもう。


~♪会えない時間が愛育てるのさ

目をつぶれば君がいる

友達と恋人の境を決めた以上もう泣くのも平気

よろしく哀愁♪


「よろしく」と「哀愁」というなんとも水と油のような単語をくっつけた安井かずみさんの作詞能力に脱帽だ。私がまだ物心もつかない頃にヒットした曲だが、なぜかメロディーを覚えている。昭和歌謡の凄まじい底力だ。そしてスターHiromi Goの力だろう。


前置きが長くなったが、今になって「会えない時間が愛育てるのさ」っていう歌詞を考えている。


好きな男に会えない時、その人のことを考える。その時の関係や状況によって楽しく考えることもできれば、イラつくことも、悲しいことも寂しいこともあるだろう。何を思っても最後はその人を愛していたら、その時間は彼への愛を育てていたということになるのかもしれない。


そして自分に向き合う時間でもある。自分がどういう風に人を愛するのか、じっくり観察できる時間でもある。こんなことで悲しくなるのだとか、あんなことで嬉しくなるのだとか、自分の性格の傾向がわかる。そういう意味では自分への愛を育てるということにもなるだろう。


それからもう一つ気づいて欲しいことがある。会えない時に考えているということは、彼は目の前にいないということだ。つまりあなたの頭の中だけで過去や未来に思いを巡らせているということだ。だから彼を思って嫌な気分になるなら考えるのを止めちまえ!ってこと。


若い娘さんたち、好きな男と会えない時間、何を考える?彼と過ごした時間か、彼が今どうしているか、彼との将来か・・・ババアの結論は「ウキウキしないなら考えないほうがいい」である。考えて不安になったり、ムカつくなら、考えるのを止めて、美味しいものをたらふく食べて、いっぱい寝なさい。


恋に恋して悩みたいのならそうすればいい。でも辛かったら考えなければいい。簡単だ。自分で自分を苦しめていることに気づくのだよ。いっぱい食べていっぱい寝られれば、人生たいていのことは大丈夫だ。


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