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ブス


私が東京の下町で育ったせいか、ガサツなまわりの人間のせいかわからないが、小さい時から、特に年の離れた従姉にブス、ブスと言われていた。母は怒っていたが、従姉は「ブスなんだから愛想よくなるように育てなきゃ」とか言って取り合わなかった。


そして「ブスの自覚を持って成長したほうが、後々幸せだ」という持論を振り回していた。私は言われるたびにムカついたが、傷つくことはなかった。従姉はかなり年が離れているせいか、よく私を可愛がってくれて、今でも仲がよく、好きなことを言い合っている。


若い娘さんたち、自分は他人の言葉で傷つくと思っているだろうか。もしくは自分が言葉で他人を傷つけられると思っているのだろうか。


言葉は発する人より、受ける人次第で変わる。たとえ、他人を傷つけようと言葉を発しても、受け手が気に留めなければ、何の効力もない。反対に、他人のために掛けた言葉でも相手を傷つけることがある。


ブスと言われたとしよう。もし自分が自分を否定していたら、ブスという言葉は絶好の材料になる。自己否定の思考に飛びついて、それを使って自分にムチ打つのである。だから自分の思考に傷つけられるだけで、決して外からの攻撃で傷つくのではない。


つまり、受け手がどう取るか次第なのだ。だからブスと言われても私は自分を傷つけることはしない。


そして相手が何を思うか、何を言うかを制御することは不可能だ。相手がブスと言うか、可愛いと言うかは相手が決めることだ。こちらがどうすることもできない。どうすることもできないことに思いを巡らせるのは時間の無駄だ。どうしようもできないことはどうしようもない。放っておこう。


よく自分を見て、思考がどこに向かっているのか見て欲しい。自分を判断する自分の思考しか自分を傷つけることはできない。娘さんたち、自信を持ちなさい。あなたは誰が何と言おうと大事な存在だ。他人の言葉なんかどうでもいい。自分を愛しなさい。



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