時間
時間は心の傷を癒さない。時間が心の傷を癒すなんて嘘っぱちだ。時間が優しい友達なんてまやかしだ。苦しくなるのは自分の思考に攻撃されるからだ。思考が起こるたびに悲しくなる。
時間が経って悲しみが増すことがある。悲しさが時間の経過によって薄くなったような気がするが、時間のおかげで楽になったのではない。悲しみを握り続けていたら、いつまでたっても悲しいし、悲しみが増すことだってある。
思考の持ちようによって心の傷は大きくなったり小さくなったりする。悲しい思考が浮かぶ度に悲しくなる。時間は関係ない。
男とうまくいかない時、やっぱり私は愛されないんだと思う。男に利用されるだけだ。どんなに愛しても愛されることはない、という思考が長年の経験から凝り固まって私のどこかに沈んでいる。
男とうまくいかなくなると、その思考は待ってました!と現れて私に囁きかける。過去の出来事を思い出し悲しくなる。思考から感情は生まれる。思考がなければ悩みも悲しみもない。
若い娘さんたち、堂々巡りの思考の迷路に陥ったなら、しっかり自分と向き合いなさい。時間に任せて背を向けていると同じ事の繰り返しになる。心の傷に手を突っ込んで、なんで痛いのか見極めなさい。
傷なんて本当はないのだから。あなたがそう思っているだけ。自分の思い癖を発見すればこっちのもの。思考に攻撃されたら、はいはい、またそんなこと言っているのね、と適当にあしらってやればいい。
悲しみや苦しさは思考がもたらすものにすぎない。思考を浮かばなくすることはできないから、うまく付き合う術を身につけるしかない。
私、またこんなこと考えている?!と自分を楽しんでやればいい。何も心配しないで。大丈夫。あなたは絶対大丈夫。




