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私は読書がしたいだけ!~本読みスローライフがしたかっただけなのになんでこんなことに?~  作者: ラッテ・カフェ
第十六章「雪、騒がずにはいられない」
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86.銀世界で遊ぼう

未だにぶつくさ言いながらしかし本は離さないハルを引きずるように外に出たショコラ。

 2人は恐らく畑がある場所に行くとそこでは小さくだが3人が何やら雪で作っているのが見えた。ショコラは少し小走りで3人の元に行った。



 「おーい、マーシャ、リリィー、クロエー」

 ショコラの声に気づいたのか3人は慌てて先程まで作っていたものを隠す。そして、順番に言い訳を始めたのだ。



 「ち、ち、ち、違います! ショコラ様。えーと……これは……」

 「ちょっと、マーシャ、抜け駆け!? 先にやりたいって言ったのはあなたでしょ?」 

 「マーシャもリリィも……言っとくけど私は止めましたから……」 

 ショコラが来るとは思わなかったのか慌てて言い争いを始めた3人にたいしてショコラはパンと両手を打って終わらせた。そして、笑顔でこう言った。



 「ダメでしょー、修行サボってこんな事しちゃ。でも分かるわー……私もつい興奮しちゃうもの」

 「そうなんですか?」

 「うん、だから今日は特別!」

 「え! あ、ありがとうございます!」

 「ところで何作ってたの?」

 「えーと……ジャン!」

 ショコラから許しが出たのに気を緩めたのかマーシャはショコラに両手サイズの小さな雪兎を見せる。ショコラは歓喜の叫びをあげた。

 

 

 「やーん! なにこれ可愛い!」

 「あ、ショコラ様こっちも!」

 「私のも見てください!」

 マーシャに続いてリリィとクロエも雪兎をショコラに見せてきた。

 リリィの雪兎はマーシャのと違い、庭の葉とナナカマドで飾り付けした可愛いものだ。そして、クロエのは少し不格好でどこか歪んでいたがショコラはそれでも可愛いと褒めたのである。



 「しかし、みんな凄いね。こんな可愛いの作れるなんて」

 「いやーそうでも……」

 「あ、ショコラ師匠危ないですよ」

 「え?」

 と、ショコラが右側に顔を向けた瞬間。ボスッと鈍い音がして雪玉がショコラの顔に当たった。その時は既にハルも3人がいた場所にいたが、これは面倒くさいことになるぞとそそくさと逃げていった。

 ショコラは顔を真っ赤にして投げてきた方向に向かって怒鳴った。



 「コラー! 誰だ雪玉を投げた奴!」

 「すみませーん! それ多分あたいっすー!」

 返事したのは遠くでメイド双子とレイラと雪合戦をしていたクレセだった。ショコラは声がした方に行くと、興奮してクレセにこう言った。



 「おま、雪合戦で決着つけるからな!?」

 「負けないッスよ!」

 そうして、クレセとショコラの対決が始まったのだ。


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