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ヲタサーの姫と従者(ひとり)  作者: ぷるぷるん
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ゲーム見てるだけ。

「っしゃー! 連キルもらった! オラオラ!」

 キロが立ち上がって、ツインテールをぶんぶん振り回しながらゲームをするようになってまだ十分しか経っていないことに絶望を感じる。ツインテール、時々俺に当たるし。お茶にも入るし。まぁ、良い匂いなのはまだ救いなのかも知れないけど。わりと結構嫌だ。

 あー、これいつ終わんだろ。ようやく一ゲーム消化されそうなタイミングで思う。FPSやるのは楽しいけど、友達がやってるのの観戦をするのって、結構つらい。さらにキロの場合荒れ狂うし・・・・・・。

「あっ、ちょ! おい、なんで死なねー! 今の当たってんだろ!」

「口悪いですよ、御姫様」

 俺も、出来る限り制止しようとう務めるが、結局かなわない。こいつ、しまいにはコントローラー投げそうな人種だな、多分。なんだかなぁ。

「あー、もう! 私はもうナイフしか使わん!!」

 なんか言い出した。マジでナイフだけで行くようで、カーソルをナイフに合わせる。

 まぁ、事細かに描写してもそんなに変わらない気がするので、これ以降は割愛。とにかく、こんな感じのキロちゃんが一時間半くらい続きます。その間の俺は虚無の時間。無かったも同じじゃね?ともかく、このグダグダの時間を終わらせたのも、予想通りキロだった。安定の、唐突なわがままでFPSタイムは終わりを告げた。

「ねぇ、アイスとってきて」

 何ゲーム目か分からない試合のリザルト画面が表示されたとき、キロが唐突にそういった。

「ん、いいよ。 適当に取ってくるよ?」

「うーい。 お願いします」

 俺はキロ宅の冷蔵庫の方へ行って中身を確認。

「おい、なんもねーじゃん」

 キロの冷蔵庫には、さっきの緑茶以外何も見当たらなかった。

「えぇー、まじかぁ・・・・・・。 んじゃ、買ってきてよ!」

 少し、コントローラーで操作する音がしたかと思うと、「種類は何でもいいからー」と聞こえてきた。あぁ、これでまたぱしり確定かぁ・・・・・・。

 まぁ、いいんだけどさ。ついでに何か、普通に食べられる物も買ってやろと思った。

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