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ヲタサーの姫と従者(ひとり)  作者: ぷるぷるん
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オサレタイム、終了。

珍入者。まぁ、実際には、予測されてしかるべき人物で、一番最初に「いるかもしれない人物」ということで、思いうけべていたから、人物そのものには驚かなかったが、しかし俺が自分の世界に入り込んでいるときに急に現れたもんだから心の準備が全く出来ていなかった。いつも通りの俺ではない、「オサレな朝」を目指した結果の俺が、そこにいる。

「……。 なにしてるの?」

「ん? あ、いや」

「まぁ、良いけど。 テレビつけるよ」

「ちょっ、おま……!」

「なに? ゆぅにぃだって、いつもつけてんじゃん?」

「あ、はい」

なぜか敬語になっちまった……。 なんで、俺は妹程度の登場にここまで緊張せにゃならんのだ。なんか、逆にイライラしてきた。 まぁ、誰に持ってってもこのイライラは八つ当たりにしかならんのだろうけど。

「っちょー。 なーんで食パン勝手に食べてんのさ」

「ん、いや。 それは、今日は食パンの気分かなー。 みたいな?」

なんだか、気恥ずかしいので、「オサレな朝」目指してましたなんて言えない……。

「ゆぅにぃ、いっつも食パンは、食べないじゃん」

「あー、毎日メロンパンなのも健康的にいかがなものかと思いまして……」

なんだよ、健康志向でメロンパンの代わりに食パン食べるって。言ってて自分でも変だと思う。

そして、なんとなく、ラジオの電源切った方が良いのかなぁとか思ったから、さりげなくポチり。さっきつけたテレビの音が綺麗に聞こえまする。やっぱり、ニュースは映像ありの方が分かりやすいよね!

「なにさ、健康志向でメロンパンの代わりに食パン食べるって」

「お前はエスパーか!?」

「カロリーとか栄養価とか、その他もろもろ変わんない気がするんだけど……」

「ん、んん!?」

た、たしかにー。妹の言うとおりだと思います。

「でも、実際どーなんだろ。 気になるからさ、ゆぅにぃが調べてよ」

「え、やだよ。 めんどいし」

妹は、気になったことをすぐに「調べさせる」性格で、何かにつけて俺に調べごとをさせようとする。自分で調べりゃいーのに。

「はい。 わたしのスマホ。 適当に使って調べてくれて良いよ。 その間に、わたしもトースト焼いてるから」

「えぇー」

つ、つらい。 めんどい。 でも、調べなきゃ終わる気配もないので、適当に調べる。えーと。検索のバーをタップして、「メロンパン 栄養価」と入れてみる。

「……」

まぁ、普通に出てくる。 あ、カロリーとかのが分かりやすいのか? なんか俺も気になってきた。

5分くらい調べて、妹のトーストが焼き上がったのと、ほぼ同時くらい。俺は真実にたどり着いていた。

「おい、妹よ。 俺は、メロンパンとトーストの真実にたどり着いたぞ!」

ふふふ、これで妹も、俺をナメることが無くなるはず……!

「ん、そんなことよりトースト食べよ」

「トーストとメロンパンはなぁ……? え?」

そうだった。妹はすぐに色々なことが気になって、興味を持つけど、そのぶんすぐに興味を失う性分だった。

あー。ちなみに俺は毎回そのことを考えにいれずに検索とか、調べごととかしちゃっています……。泣きてぇ。

結局、いつもと変わらず妹とムシャムシャパンをかじる朝で、オサレなモーニングとは、なかなかいきませんでした。いつもと違ったのは、俺の朝食がメロンパンじゃなかったことくらいかな……?

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