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何気にピンチ?

2話目です!

1話を見てくださった方々ありがとうございます!!アクセス解析を見てみたら、2回来てくださってる方もいらっしゃるとわかり、飛び上がるほど嬉しかったです!(*´ω`*)

 晴れて超能力者(仮)になった私は、幼稚園の組がキリン組からあ組に移った。話を聞いた当初はあまりピンとこなかったが、あ組といえば園児の憧れ的立ち位置だ。


 園児とは思えない落ち着いた立ち居振る舞い、言葉遣い、なにより魔法のような能力が他の組の園児の心を鷲掴みにし、さながらアイドルやヒーローのような人気を誇っていた。


 後、個人的な趣味で言うなら可愛い子が多い。


 人形のように顔の整った子や、私の大好きな碧眼だって珍しい色じゃない。あ組の生徒というのは、そういう意味でもとてもわかりやすい。


 お母さんが運転する車の中でふふふとにやけてたら、幼稚園についた。最近物騒だからという理由から、妙に頑丈でハイテクな門。門の中の建物は木目やレンガ風の建物で可愛い。お母さんは門の直ぐ近くに車を止めた。


「灯ちゃんおはよ~。」

「あっ先生おはようございます。今日もよろしくお願いします。」

「………おはよーございます。」

 車を出てたら、門の前で立ってた先生に挨拶をされる。けど私は直ぐお母さんの後ろに隠れて、小さく挨拶をする。


 今の私は幼稚園では人見知りキャラなのだ。お母さんも先生も「亜種化の影響で内向的な子に」ということで納得済みである。これぞ私の努力の結果だ。


「じゃあ灯、お母さん帰るわね!今日の晩ごはんは灯の好きなふわふわハンバーグだからね!」

「うん!」

 だけどこの時ばかりは少し大きく声を出して、バイバイと手をふればお母さんは嬉しそうに笑った。


「灯ちゃんよかったね〜。」

 先生から微笑ましげにいわれた瞬間、衝撃がきた。


「あかりちゃーーーん!おはよー!」

「あっさつきちゃん…おはよ。」

 後ろを振り返れば、めっちゃ可愛い子がそこにいた。タレ目で睫毛長くって、生まれつき明るいらしいミルクティー色の髪の毛。その髪を下で二つ結びにして、赤いリボンで結んでる。


 あ組の、そして私の心のアイドルの皐月ちゃん。


「あっ!先生おはようございます!」

「おはよう皐月ちゃん、あら?お母さんは?」

 皐月ちゃんはかわいいだけでなく、私がこの体になって、初めて幼稚園に登校した時に声をかけてくれて「いっしょにあそぼー!」と言ってくれた天使だ。可愛すぎて目なんて合わせられない。


「ねーねー!灯ちゃん、知ってる?」

「え、と、何を?」

 こてん、と首を傾げて俯いた私の顔を覗き込んでくる皐月ちゃん。あまりの可愛さに思わず天を仰ぎたくなる気持ちになりながらも、なんとかまともに返事をした。


「今日のお勉強だよ〜!今日の能力検査があるんだよ!」

「能力検査?」

「ふふふ、能力検査っていうのはね『己の能力を知る』ためのお勉強だよ!」

 ドヤ顔も大変可愛らしいが意味がわからない。なにそのちょっと中二な香りするセリフ。


「知らないってことは、灯ちゃんはまだ能力出てきてないんだね〜!どきどきだね〜!」

「う、うん。えっとそれってどういうことするの?」

「んー、人によって色々かなぁ。かずきくんは木を育ててたし、りさちゃんは迷路に挑戦してたし、私はお昼寝だしー。」

「お、お昼寝…?」

「うん!夢の中で遊ぶの!」

「そお、なんだ…。」

 なにそれ意味分かんない。

 ただでさえ自分に超能力とかいうファンタジー?なものがあるなんて信じられ無いのに、検査の仕方が人それぞれすぎて心構えの仕様がない。


「大丈夫だよ〜!電気ショックをひたすら受けてる子も、火の中に飛び込む子もいるけど、それで痛いとか怖いとか言う子いないもん〜!」

 俯いていると、皐月ちゃんは私を安心させるためかニコニコ笑ってそう言った。


 まってでもそれ全然安心できることじゃないんだけど!火に飛び込まなきゃいけなくなる可能性もあるの!?お勉強の時間は朝、先生のあいさつの直ぐ後…!、


 あ組に入って早一週間がたちました、何気にピンチです。

誤字脱字などあれば教えていただけると嬉しいです。

貴重なお時間をありがとうございました!!!!!!!


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