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1 合法ロリ魔女

 どうやら俺は、転位したようだ。だが、目を開こうにも目を開くことができない。


 あれ? 目蓋がどうしても開かない。どうなっているんだ? しかも、体も動かない!


 いきなり拘束目隠しプレーか? どんな痴女が俺を楽しませてくれるんだ? だが、身を委ねているだけの俺じゃないぜっ!


 俺は、チート能力で持っているであろう能力を探した。


 あった! スキル『心眼』 


「スキル説明:心の目で、両目で見るのと同じように見ることができるスキル <取得条件:以下の称号を得た者。『剣聖』『ドラゴンスレイヤー』『魔王を倒し者』>」


 ひゃっほう! なんか取得条件が厳しそうな感じだが、俺がそのスキルをすでに持っているということは、俺は、『剣聖』であり、『ドラゴンスレイヤー』であり、『魔王を倒し者』ってことだ。超強そう!


 俺は、さっそく、スキル『心眼』をオープンした。


 ・


 ・


 知らない天井だ……。


 なんて言ってみたり。ただ、言ってみたかっただけだったり。


 なるほど、俺はどうやら本当に異世界に転移したらしい。ふかふかの枕。そしてそれに寝ている俺。


 おっと、いきなりベッドの上に幼女らしき者が、俺の寝ているベッドの横の椅子に座っている。幼女は、彼女の頭には先の尖った三角帽子を被っている。三角帽子から推測すると、魔女っ娘か? 


 俺は、この幼女に体が動けないようにされているのか? 


『いきなり、幼女からの逆責めか……。閻魔様は俺にとんだ試練を課したものだぜ……』


 だが、さっきから幼女は口をパクパクさせているが、俺には何も聞こえない。もしかして耳栓でもさせられているのか? 感覚を研ぎ澄ますために、五感を排しているのだろうか……。


 俺は、また取得済みのスキルを探す…… あった! 『傾聴』


「スキル説明:心の耳によって、相手の声を聞くことが出来る能力。 <スキル取得条件:以下の称号を得た者。「音速を超えし者」「神殺し」「世界を救いし者」「勇者永久欠番」「心理カウンセラー特級」「サウナ耐久レース優勝者」>」


 おいおい。俺ってどれだけ凄いんだよ。しかも、「サウナ耐久レース優勝者」ってなんだよっ! あぁ、我慢強く相手の話を聴けるってことか。


 さてさて、この幼女は、何をさっきから俺に話しかけているんだ?

 

 スキル『傾聴』、オープン!!


「さぁ、妾の胸をいつもみたいに揉むなり、舐めるなりしてみたらどうだ? わざわざ身も清めてきてやったのだぞ?」


 キ、キタァァァァァァァァァァ!!


「お前さんもいつも言っていただろ? 目の前にある巨乳もいいけど、自らの手で大きくしてくのが男のロマンだと」


 こ、これぞ…… た、大正浪漫!!


「お前さんに幾度と無くモミモミされたせいで、もうすぐBになりそうなのだぞ? そうなれば、ブラジャーも全て買い換えなきゃならんのじゃ…… そうだ。お前さんに全て選ばしてやろうぞ。ま、まえにお前さんが妾にプレゼントしてくれた、紐だけの、あのほとんど隠れんやつでも良いぞ…… は、恥ずかしいが……」


 おぃ! 紐ってなんだ! 紐ブラジャー! どんなやつだ! 見てみたいぞ。しかも幼女よ! その時のことを思い出したように顔を赤くして恥ずかしそうにモジモジするなぁ。萌えちまうじゃねぇかぁ!


「このノイトレンテの魔女と恐れられてきた妾がここまで譲歩しているのだぞ? 数百年の時を生きてきた妾だが、ここまで譲歩したのは初めてじゃぞ。さっさと、いつもみたいに、モミモミしたらどうだ?」


 幼女が、モミモミ言うなぁ! しかも、ノイトレンテの魔女ってなんだぁ? 分からないけど、分かったことは、こいつの実年齢は、数百歳! つ、つまり、合法だぁ!! キタァァァァァァァァァァ!!


「ほれ、どうした? モミモミせんのか? いつもみたいにせんのか? 蕩けるように優しくでも、獣のように激しくでも、お前さんの好きなほうでも良いぞ」


 うううううっ。どっちも捨てがたいじゃないかぁ。よし! どっちもヤルぞ! 始めチョロチョロ、中出し出し。


「モミモミせんのか……」


 ちょっ。そんな悲しそうな顔をするなよ。いつもで、拘束プレーをしてるんだよっ! 動けるようにしてくれたら、今すぐGoだぜ?


「では、こんなのはどうだ?」


 合法ロリ魔女は立ち上がると、眩しい光に包まれた。


「どうじゃ? 魔法で止めていた私の時間を流してみたぞ? どうだ? 妾もなかなかの大きさじゃろ? あの聖女やお前さんお気に入りの猫娘に負けておらんじゃろう?」


 うぉー! いきなり美少女から美女に変身したぁ! そして、身をベッドに乗りだしてきた! 胸でけぇ。それに、さっきまで着ていた服のサイズはそのままだから、ピチピチじゃん。いきなりヘソだしルックスですか! しかも、短かったスカートがより短くなって、パンツ丸見えっ! し、白だとっ! 良いじゃねぇか!


「どうじゃ? モミモミせんのか?」


 そ、そんなに谷間を見せつけるんじゃねぇ! それに、両手でユサユサするなぁ!


「なぁ、お前さんも気付いておるのじゃろ? この体なら、お前さんのを奥まで包み込むことができるぞ? 前は、お前さんのが太くて長いせいで、半分くらいしか入らなかったからなぁ。妾の肉壺で、お前さんのすべて包み込んで欲しくはないか?」


 はい! して欲しいです! 是非、早速、今すぐお願いします!! でも俺、経験ありませんので、最初は騎乗位でお願いします。リードお願いします。俺、あなたの馬になりま〜〜〜〜〜す!! 思う存分、俺でロデオしてくださ〜〜〜〜〜い!!


「なんだ? せんのか?」


 だからそんな残念そうな顔をしないでください! します! します! この拘束プレイ、めっちゃーハードです。「サウナ耐久レース優勝者」の称号を得るぐらい我慢強くなかったら、もうたぶん、鼻血だして気絶してましたよ、俺……。


 え? 椅子に座っちゃうの? もっと間近でおっぱい見ていたかったぁ。


「妾がここまでやっておるのに、お前さんは連れないのぉ……。据え膳食わぬは男の恥、という言葉をしらんのか?」


 知ってま〜〜〜す!


「…………」


 おい、黙らないでくれよ。って、何悲しそうな顔してんだよ! 泣くなんてずるい! 美女に抱いてと、泣きせがまれるのって、憧れてたけど、罪悪感ハンパねぇ!! 高学歴・高収入・イケメンの三拍子揃った男も、結構辛い体験する運命なんだな。No学歴・No収入・ブサメンの俺には知らない世界だったぜ。

 だが、俺はこの世界では勝ち組! ひゃっっほぉおおお! さぁ、拘束プレイの時間は終わりだ、今から大人の嗜みをしようぜ。ひゃっっはぁ〜。脱・童貞! 


「な、泣いてしまったではないか……。妾が泣いたのはこれで二度目じゃの……。一度目は、破瓜はかの時だったな。痛いから止めてくれと言っても、お前さんは止めてくれなかったな。だがな、お前さんはあれは、妾が痛みに耐えかねて泣いたと思っておるじゃろ? 実はな、あれは嬉し泣きだったのじゃ。ノイトレンテの森の奥で、1人で数百年独りで暮らしていた…… そんなときに、ひょっこりお前さんが現れた……」


 いや。俺、憑依したばっかりで、記憶まだ思い出してないんだけど……。思い出語られても、俺、分からないけど? そんな昔のことはほっといて、俺とイイコトしようぜ! 


「お前さんは、妾が外出している間に家に入り込み、あろう事か妾の飯を盗み食いしておった……。お前さんの第一声は、」


『すまん。森で迷って、腹減っちまってな。飯、旨かったぞ! お前、料理上手だな』

 

「であったな……。あろうことか、世界最高の魔術師である妾の住み処に勝手に上がり込み、盗みを働く不届き者であったなぁ……。そして、それから毎日、何故かご飯時にタイミング良く現れ、大飯を食らう……」


『毎日すまんな。いやぁ、この森のどっかにエクスカリバーが眠ってるって話なんだけど、なかなか見つからなくてよぉ。お、このドラゴンステーキ、旨いな! だが、出来れば次からもう少し焼き加減を抑えてくれ。俺は血が滴ってるくらいが好みだ』


「ただ飯を食らうばかりか、いろいろ妾の料理に細かい注文を出しおって……。だが、いつの間にか、お前さんの分の料理も準備するのが習慣になっておった。エクスカリバーを探し当てたお前さんは、」


『お前も俺と一緒に来るか? 俺も旅をしながら美味いもの食えて便利だし。お前も俺に料理を食べれてもらってWin-Winだろ?』


「とか、ふざけたことを言っておったな……。世界最高の魔術師である妾の力を求めるでもなく、料理人として妾を旅に誘った……。なぜなんじゃろうな。お前さんについていこうと思ったのは。ただの興味本位、退屈だった人生へのスパイス。だが、いつの間にかお前さんのことを好いておったのだろう。いまじゃもう、お前さんにメロメロじゃ…… っと、なんだか湿っぽくなってしまったな……」


 湿ってきました? 恥部ですか? では、さっさとこの拘束を解いてくれ! 染みてる感じを是非見たい。凝視したい。始めようよ変態観測! パンツの染みを捜して〜。


「一度目が嬉し泣きなら、今回のは後悔の涙じゃな……。どうして、お前さんと共に生きようとしなかったんだろうなぁ。妾は臆病だったのかも知れんな」


 いや、共にイキようよ。はやくヤックルに乗れよ! 俺がヤックルだよ!


「すまぬ。また来る…… 妾みたいに他の女を泣かすんじゃ無いぞ? 嫉妬してしまうからな」


 え? 何処へ行くの? え? 煽るだけ煽っておいて、拘束プレイからの放置プレイ? 戻って来〜〜い! ヒイヒイ泣かしてやるぜ〜〜!


 って、まじで部屋の外へ出て行ってしまったよ……。プレイが高度過ぎて、俺がまったく楽しめてないんだが……。

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