5. マキコのクラゲ
【マレタ】【マキコ地方】【クラゲ】
マキコ地方の水域にはクラゲが多い。
この地方のクラゲは、同じ色が4匹揃うと魔力を放出して消滅する性質と、異なる色が5色揃うと合体して角ばった外見のロボットに変形する性質を持つ。
通常、変形は5分~30分ほどで解除される。
外見がクラゲっぽいのでクラゲと呼ぶが、地底の原生生物であり、食感がゴムっぽくてとても食えたものではないこと、餌を与えると大きくなること程度しか分かっていない。
特に、消滅したクラゲはどこに行くのか、どの程度巨大なロボットに変形できるか、そして人が乗って操縦することは可能なのか、神話にある『究極完全融合合体』とは何なのか、といった点は未だに大きな謎である。
【マレタ】【マキコ地方】【クラゲ橋】【クラゲ船】
クラゲはクラゲ用の餌を与えると巨大に育つため、水場の多いマキコ地方では移動手段として重要である。
橋のかわりにクラゲを紐で繋いで浮かべるクラゲ橋や、クラゲに帆を張り風を受けて移動するクラゲ船などがある。また、連鎖事故をかえりみずに、大型のクラゲの上に家を建てる地域もある。
クラゲが邪魔になった際には、同じ色を4匹くっつけて消すとよい。
それが無理なときには、大型の陸クラゲを用いて陸に引っ張りあげて日に干し、乾燥クラゲにすると一気に縮む。
【マレタ】【マキコ=マレタの神話】【ヒカリクラゲ】
マレタ戦役において、5人のヒカリクラゲの戦士による究極完全融合合体によって現れた、レインボー・ゴッダルティメイト・クラゲリオンの必殺技で暗黒神が打ち倒され、そのとき地底に太陽が生まれた。
これでは何の説明になっていないような気もするが、クラゲ自体が説明不能の生物なので、マキコ地方の民はこれでだいたい納得している。
ヒカリクラゲは、夜中にほんのり光っているヤコウクラゲの仲間である。主に清流に住んでおり、手のひらサイズで、色は白い。
突然変異体の色つきヒカリクラゲは非常に珍しいため、実際に5色揃って合体したときに何が起こるか知る者はおらず、その神秘性ゆえにマキコ地方の信仰の対象となっている。