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48.

前話まとめ。

アレセスの援軍が北へと出る。マコト、アレセスに防衛のための客将として残る。

 アレセスより援軍が出て数日。マコトはラーシュと顔を合わせ防衛についての話し合いを行うこととなっていた。といっても配置は既に決まっており、マコトは船が見えたら灯台に登ればよく、ラーシュは自らの門弟のうち信頼の置ける者たちを外壁に配して防衛線を張って、自らは中央塔にて指揮し外壁を抜かれた場合は自身を含めた部隊で迎撃といったところである。では、何を話すのかといえば、要となるマコトとラーシュで面識はあれど話をしたことはないということで、その運びとなったのだ。


 マコトが見るラーシュの姿は、僧のような印象を受ける姿である。禿頭で袈裟のようなゆったりとした長衣に身を包み厳粛な雰囲気を持つ老人であるからだが、門主の中で一番の巨躯を誇り椅子に座る姿は巨岩のようでさえあった。実際、彼の一門は精神的な教えや鍛錬、そして弔いなどにまで渡る教義もあり、マコトの受けた印象もそう間違ったものでは無い。


「よくこられた。どうぞ座りなされよ」


部屋へと入ってきたマコトに、ラーシュは立ち上がると、五大門の会議の厳めしい声とは違った静かで落ち着いた声を掛けた。そうしてマコトが軽く頭を下げ席に着くと、


「以前は大きな武勲を立て、アレセスの助けとなったこと。そして、傭兵でもなければ、武人でもない貴方が再びアレセスのために立ってくれたこと。ありがたく思う」


と言ってから一礼しラーシュも席に着いた。それからラーシュはその巨躯には見合わぬほどに丁寧で器用に茶を淹れると、2人はしばらく静かに茶の香りと味を楽しんだのだった。

 マコトは最初、話したことが無く、リオよりも大きく厳めしい老人相手にどうしようかと緊張し目を動かしていたのだが、そうやって静かに茶を飲むうちに落ち着いてきて、


(でかいなぁ・・・太ってないけどリオより大きいし、2メートル超えるかな? 顔は年寄りっぽいけど、体はしっかりしてるし何歳なんだろう)


と、ラーシュの観察をしていた。


「さて、防衛についてはすでに聞いているだろうし、配置も分かっているであろう。呼出した用は顔見せのようなものだ。リオやリンの友で、リクも悪くは扱わぬのだから人となりは悪い事も無いだろうが、まともに会話もせず、戦場で並ぶのは好かぬのでな」


「話?」


ラーシュの言葉にマコトは少し顔を顰めると、自分は話すのが下手であり無駄だろうと告げる。

 今までの生活でもそうだったがマコトは未だ言葉がまともに出ず、聞き手となるか、ゆっくりと言葉を聞いてくれる友人くらいしか話をする事も無い。この言葉の出ないことも少しずつ受け入れているし、説明をするなら文を書くといった代替手段も作っているのだが、この場合はラーシュが気長に話を出来るかも分からないし文字を書くものも無ければ伝えたい文がある訳でも無く、会話は難しく無駄ではないかと思ったのだ。


「共に並ぶならば言葉か拳で語らうか、詩文や遊戯で己を示すといったところを考えていたのだがな。リオやリンに教えを請け、その身の怪力を聞くに拳で語らうのは楽しそうなのだが、今の機にそれをして双方怪我や遺恨でも残ろうものなら問題だ。詩文は嗜まぬだろうし、己の考えが出るような遊びも修錬しておらねば意味が無い。となれば、少しでも話をして知り合うしかなかろう」


少し困ったようなマコトにゆっくりとそう言ってから一息つき、


「それにだ。戦いとあれば死は誰にでも訪れよう。死した相手が知らぬ者より知る者のほうが、涙も流せれば弔いも復讐も出来るだろう? とは言え、此度の防衛戦は外れ籤だ。ヤラヴァで敵は交戦するなら、足は止まり南まで兵は来るまいよ」


「来ない、当タり。でモ、海・・・」


そう話を続けたが、マコトとしては納得のいくその話より、後半に続いた防衛戦が無さそうであるという話が気になって声を上げた。来なければ当たり籤だとマコトは思うのだが、海戦が得意で大国ならば軍を分けアレセスへ海から来るのではないかと思ったのである。


「海か・・・あれほど簡単に大船を沈め、兵も将も沈んだというのに学ばず来るかね。それほど愚かであれば、ベル王国がいかに大国であろうと長くは持つまいよ。だが、全軍で出るなど有り得ぬし、武威を示す場に出れぬのが口惜しいものだ」


ラーシュはマコトにこう答え、戦に出れなかったことを嘆きため息をついた。


(そうかなぁ。大国なら軍を分けても十分な数が居るだろうし、こちらが少数であることが分かっていて攻めないなんてあるんだろうか。でも、陸路は有り得えず海が危険と見ているなら、ここで海から行って兵を減らすより同盟を叩いてからじっくり陸路ってなるのかな?)


マコトはいま一つ納得がいかないところはあるのだがラーシュの言い分も納得できる部分はあり、存念を吐き出すことなく飲み下し以降はゆったりとした会話を2,3交わして終わりとなった。


 結局、この話し合いはなんでもないものであったのだが、ラーシュはマコトの人となりを知り、


「意外に幼い。だが、知恵も回るし情にも厚いようだ」


と評し、


(温厚そうな見た目だけど、言動が結構物騒なところがあるよねぇ。実はリオより獰猛な気がする)


と、マコトはラーシュを評していた。マコトにとってはこの会話で思った以上にアレセスの門主たちは堅実でしっかりと考え、共に残るラーシュはこちらのことも気にかけていると知ることが出来たと得るものが多く、安心感からか屋敷へと帰る足取りは軽いものであった。


 マコトがラーシュと会談し、屋敷でのんびりと幾日か過ごしている頃、アレセスより発った軍はイホの軍勢よりも先に魔導都市とベル王国が戦う戦場へと辿り着いていた。かなり早い行軍だが、これはアレセスの軍が途中で兵站を扱う軍を分け、僅かな糧食のみで戦闘部隊が行軍を急いだからである。飢えるような事態になれば拙いだろうが、この戦自体は長引かぬと判断したリクが何より速さを重んじたのだ。


「我らはまず速さで敵味方共に度肝を抜いてやろう。そして、秋の野火が如き勢いで敵を打ち払おうぞ!」


そう気勢をあげ草原を抜けた彼らが目にしたのは、小さな砦とそれを半包囲する敵の大軍である。兵站とそれの護衛を除いた三千がアレセスの援軍だが、敵は万を超えているようにも見え、門主たちは並び立ち敵軍を眺めつつ、


「どうする? 見たところ魔術師たちは持ちこたえてるようだが、砦に行くか?」


「いや、砦に入るなど、更に包囲されるだけだろう。まず援軍が来たと大きく示し味方の士気を上げ、敵の意気を挫かねばならん」


「敵の意気を挫くなら、我らで一当てして武威を示しましょう。姿を見せるだけでは数の差もありますし効果は低いかと」


「確かにねぇ・・・もう少し風があれば、風上から毒でも撒いてやるんだけど。あぁ、そういやイホの奴らはどうするの? 勝手に進めて後で文句でも言われないかしら?」


と、軽く話し合いを始めた。当然ながら、すでに敵であるベル王国側にもアレセスの援軍は気付かれており、奇襲という形はとれそうにない。ただ、つけ込めるとすれば、ベル王国の指揮官は援軍がすぐに攻撃を仕掛けてくるとは思っていないといったところであり、それは陣形を組み替える鈍さに現れていた。


 現在の軍の位置は、魔導都市の砦を中心として西に本陣を敷き南北に広く包囲陣を敷いているベル王国軍一万、そして南西よりアレセスの援軍三千が迫る形となる。ベル王国の包囲陣の内、南西部の半分はゆっくりと陣を組みかえ、本陣も北西部へと移動を始めているが、その動きはゆっくりとしたもので、数も半数の五千程度である。


「ちっ。舐められてねぇか?」


と、リオは言い、


「数が多いですしね・・・いや、不思議か。ベル王国は魔導都市を攻めているはずでこちらより大軍なのに、随分と防衛に寄った動きに思えます」


フガクは敵が多数であるから優位を見せていると思っていたが、観察するうちにベル王国の消極的な動きに首を傾げることとなった。これには魔導都市の初戦の一撃による恐怖感が未だ敵将にも残っているからであるのだが、門主たちはそこまで知れるはずもなく、


「ベル王国も援軍を待っているのだろう。魔導都市に我らが来たように、彼らに援軍が来ればかなりの戦力差だ。無駄に攻めて兵を減らすのも得策ではないだろうしな」


「でも、あの鈍さにあの程度の数なら、3人でかき回して1人が砦に行って連携。そこから突き崩せないかしらね?」


と、各々で考えを述べるに留まる。リンの言う策はリクも悪手では無いと思ったし、他の門主たちも攻めることに意義は無いのだが、


「問題は・・・砦の魔術師がどれだけまともに生き残っているかですね。傷病兵だらけで足手まといとなっていても、援軍である我らが見捨てるのも難しい。そうなれば足も鈍り動けなくなって砦に篭るのは我々になってしまいます。アレセスの街ならともかく、ここで防衛戦は選びたくはない」


「イホは騎馬に優れているが、いつ来るかだな。あいつらが俺らと同時に来れてりゃ、一気に崩せたんだが」


と、フガクは懸念を示し、リオはイホの軍がいつ来るかを気に掛けた。


 会議では懸念が多く示されるが、やはり武門の者だけに攻め手に偏り、


「鋒矢で攻め敵陣を潰し、こちらに向く敵のうち3割ほどを砦側に押し込みながら砦の南東を東に抜けよう。軽功の巧みなフガクたち一門1000を先陣とし突出、敵の矢を掻い潜り弓兵を潰せ。左後ろに硬気と矢払いの得意なリオたちを据え、押し込み潰す右後ろを我が一門。殿をリンに任せる」


とリクが決めたことで動き始めた。

 一当てするついでに、敵を砦側に押し込むことで魔術師たちが魔法を使うかを見ようというところであり、ベル王国が半数以下しかアレセスに対応しようと陣を変えなかったことで相手がアレセスという武人の国を知らぬと分かったからである。


 この初手の動きですでに大勢は決したと言えるだろう。ベル王国はアレセスの援軍を魔導都市の兵団と合流させた時点で半包囲から魔術師を誘い出し討ち取る策は失敗であるし、精強な兵と多数の魔術師という脅威を生まないために何層かに軍を分けアレセスの行軍路に配備し相手の遅滞を狙うべきだった。だが、ベル王国の将は兵を割くことを嫌い、遅滞を行う死兵を指揮する者を選ぶのも将はヤラヴァの権益をかすめ取ろうと動く貴族ばかりと難しく、援軍を待つ消極策になったのだ。


 少数精鋭。それがアレセスの強みであり、一門、一族といった群れによる戦陣は魔術を喰らい、矢を撥ね、飛蝗の如く兵を食らいつくすのである。

 軽功を扱うフガクの一門は曲射された矢の刺さるよりも速く風の如く軍を駈けさせることが出来るし、リオの一門は魔法だけでなく弓を通さぬ硬気を纏って弓も槍も撥ねのける。リクの一門は剣陣、槍陣共に巧みで攻防問わぬ恐るべき精鋭であるし、リンの一門は陣こそ不得手であるが毒に暗器、鉄鞭などいやらしい技で敵を寄せ付けぬ。

 都市国家として兵数が少いことや、内功を駆使した戦いは息が続かず長期戦は苦手といった欠点はあるのだが、長年戦ってきたヤラヴァやイホくらいしかその強さと対策は知らない。もし、相手がイホ国であれば騎馬を以ってアレセスの速さを超え対応し、ヤラヴァであれば罠や幾層の防御陣でアレセスの息切れを狙うだろう。


「魔物にやられ国を売る弱兵と無能な将の言い分にすぎん」


だが、ベル王国はヤラヴァの将兵からアレセスについて聞いていてもこうやって相手にせず、先のアレセスの防衛戦でヤラヴァの将兵は大半を喪っているし、ベル王国の将たちも敗戦は魔導都市の援軍と門主が強いからだと結論付けていた。

 結果としてベル王国は攻め手としてのアレセスを知らず、長年に渡り研鑽してきたアレセスの精妙な武術が織りなす戦法をその身に受けることとなったのである。


 鋒矢での突撃ではあるが、本来安全な中央後ろにいるはずの各門主は各々の陣で直接指揮を執り戦列の先頭に立ち導くため士気は高く勢いよく駆けだすと、先頭のフガクたち一門は後ろを置き去りに軽功を駆使し敵へと詰め寄る。これに対しベル王国の軍は受け止めるための横陣を敷いてはいたが、敵兵を削るための弓は敵の速度に合わず先頭のフガクの一門を捉えられない。一部の者たちは直射に切り替え応戦するも、先頭をフガクを始めたとした精鋭で揃えられており、矢は軽々と打ち払らわれて部隊は弓を捨てる間もなく突出してきたフガクの一門とぶつかることとなった。


「東神法、門主のフガク・ラインだ! 我が剣の冴え、説くと見、そして己が首飛ぶところを見るがいい!」


フガクはそう大声で言いながら敵兵へと切りかかると、一振りで3つの敵首が宙を舞う。フガクが振る剣からは剣気が迸り、その身よりも長く鋭く敵の鎧も剣も槍も軽々と切り裂いて切り分けられた部位はその度に宙を舞った。神天侵伸剣と言われる剣気による切断技で東神法でも上位の数人しか使えぬ絶技であり、元の剣身よりも長く伸ばし扱えるものはフガクをおいて他には居ない。

 この剣技で敵の戦列に穴を開けたフガクに、一門も遅れを取れぬと気勢を上げて一気に攻め寄せる。これを受け止めんとするベル王国の軍勢だが、盾も鎧も槍も切り裂かれるとたまったものでは無く、自然とフガクを先頭として軍は断たれていってしまうのだ。そうして分け入り少しすると後続の一門の軍も合流を果たし、フガクたちは進行を右へと徐々に曲げて敵軍の一部を飲み込もうとしていく。


 右に曲がるアレセスの軍は、横腹を敵に晒し苛烈な攻撃を受けることとなるのだが、そこを受け持つのがリオの一門、巨漢揃いの軍勢である。

 先の防衛戦では魔法に対抗する技を見せたが、今度は硬気功と呼ばれるその身を鉄の如き硬さにする技をもって強さを見せつける。フガクたちが剣技で相手の槍や矢を打ち払うならば、こちらは硬さをもって何も通さない。剣は折れ槍も矢も弾かれ寄せ付けず、長柄の戈で相手を切り裂き転がしながら進み内部へと敵を寄せ付けぬと正に鉄壁を誇っていた。


 陣内に深く入られ敵の横腹も打ち破れず、ベル王国の軍は右に曲がったアレセスの軍に押されて自然と北や北東方面へと一部が押し出される形となる。

 ベル王国も懸命に軍を立て直し維持するのだが、質の違いが大きくとてもではないが受け切れず、一部が陣形の立て直しのために開いた空間へと下がったのだが、そこは死地。アレセスに気を取られ砦への攻撃を怠っていたベル王国は、下がった軍勢を砦よりの魔法攻撃に晒すこととなったのだ。砦からの大魔法によって立て直すはずの部隊は大きく削られ潰走し、アレセスの軍は切り取ったベル王国の軍をリクの一門が指揮する剣陣によってひき潰しながら東へと抜けていく。

 リクと一門の剣陣、そして殿のリン一門。これを相手取った者たちが最も悲惨であった。剣陣は人を入れ替え途切れることなく剣を突き、振りながら進み、敵兵をなます切りにして転がった敵の上を駆け抜けていくといった様相で、死傷者にして千を超える数がそこで生まれたのである。そして切り獲った右側の大半を殲滅し悠々と駆け抜けるアレセスに追撃をと向かった兵たちは、リンたち一門によってばら撒かれる毒のついた飛刀を受け顔色を紫に染め苦しみよじり、それを受けずに済んだ者も相手を壊すために作られた鉄鞭によって肩や腕、足を砕かれて地面に転がり悲鳴を上げてのた打ち回った。


 こうして、悠々と東側へ抜けたアレセスの軍は、余裕を見せつけながら陣を組みかえ、砦の南に本陣を構えたのである。実際は消耗も激しく、内力を使いすぎた者も居れば気息を整えるのに必死という者もいるのだが、そうした矢表で戦ったものと内部の者を入れ替え、再度の突撃も可能であるかのように見せつけて、相手を脅かすように初手の成功から勝ち鬨をあげていた。


 無論、アレセスが無傷で済んだ訳ではない。直射の弓で傷つき死んだ者もいれば、気を乗せた一撃で硬気功を破られた者もいるし、殿のリンの一門は魔法の追撃によって手痛い目にも合っている。だが、アレセスの死傷者は百に満たず、ベル王国は死者だけで千を超えると差は大きなものであった。先の防衛線ほどの数の差があればこの優位も揺らぐが今の差はそこまで大きくは無く、魔術師たちの都市攻撃による動揺も残っていて士気の差は激しく夜が来れば逃げる兵も出るだろう。

 後数日もすればイホは東より駆けつけ、そうでなくともこれだけの力を持つアレセスの軍と魔導都市の兵団が合流を果たした今、ベル王国は数は勝っていようとも絶望的といえる局面へと立たされていたのであった。


 後はイホ国と合流後に敵を降伏まで追い込み、援軍を港より内に入れぬという勝ち戦が見えてきたアレセスの軍であったが、アレセスの都市、そしてマコトの身にもベル王国の手が迫ろうとしていたのである。


お読みいただき有り難うございます。

こう、もっと苦戦させたり色々しようと考えたりもしたんですが、ちょっと作者の頭がついてきそうになかった・・・。

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