主な登場人物
ネタバレが含まれていますので、未読の方はご注意ください
あらすじ(死者の魂に共振する者)
神崎直人には特別な能力がある。それは死者の残影にアクセスできることだ。しかしそれはどんな理由にせよ死者の魂を汚す行為である。能力を駆使する度にそんなジレンマに陥る直人は、上司であり、親代でもある渡辺叡治の探偵事務所で働いている。ある夜、直人は一酸化炭素中毒で死亡した山本一郎という男の調査のため、軽井沢へと足を運んだ。残影からは事故死に見えたが、渡辺が先導して調査に加わると、山本一郎の死の背景には事故以外の側面があることが浮き彫りになっていった。
神崎直人 …… 主人公。死者の記憶にアクセスする能力を持つ
渡辺叡治 …… 渡辺探偵事務所のオーナー。直人の上司
橘宗一郎 …… 直人の伯父。信誠銀行副頭取。渡辺とは旧知の仲
平岡茂 …… 渡辺の部下。尾行が得意
足立幸恵 …… 渡辺の部下。事務所では秘書兼経理をこなす
山本沙織 …… 未亡人
有馬康弘 …… 沙織の学生時代の恋人
***
あらすじ(目覚め)
四年前、神崎直人が死から生還したあと、母の死をきっかけに「死者の記憶にアクセスする」という特別な力に目覚める。
神崎直人 …… 主人公。死から生還したあと、特別な力を開花させた
渡辺叡治 …… 渡辺探偵事務所のオーナー
橘宗一郎 …… 直人の伯父。信誠銀行副頭取。渡辺とは旧知の仲
神崎恵子 …… 直人の母。宗一郎の妹
橘十和子 …… 宗一郎の妻
巻末メモ
主人公の特殊能力の設定に関しては、彼の眼に光の三原色を与え、レンズのようにピントを合わせることで、見えないはずの死者の魂の残影が見えるという仕組みになっています。つまり魂は常に「そこに在る」のですが、「そこ」とはどこなのか。私はそれを「空間」と呼ばせていただきました。肉眼では見えない空間でも、明らかに今この瞬間存在する場所です。




