表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
九龍城砦歌  作者: 鷹夜
2/2

レディだから

新キャラがさらっと登場します。

pixivとかプロセカが楽しくて更新頻度がクソです。

最後にシンガポールは絶対許さない。

木製の扉の前に立つ。相変わらず古びているなと苦笑し、そっとドアを開ける。部屋のカーテンは空いておらず、暗くて息苦しい。ツンと鼻の奥にカフェインのにおいが突き刺さる。

配線を踏みつけぬよう移動し、空になったベットを一瞥して、反対側のソファに目をやる。

やはり。だ。彼女はーー朱亞は丸まって寝息を立てていた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


体操選手も青ざめるバク転を決めたのがつい数刻前。そして今度はご丁寧にも毒が塗ってあるナイフが刺さっている。

デジャヴと既視感しか感じない。

そして正面のソファには息を切らして肩を上下させている朱亞がいた。

「普通レディの部屋に入る前にはノックくらいするでしょう!!!!」

「誰が午前6時までネットサーフィンしてソファで布団も掛けずうずくまっているのがレディだよ。」

そんなのレディじゃないわい。ただのヲタクやい。と、すかさず二本目。わーい、熱烈な歓迎。しかもさっきより猛毒じゃないですかヤダー。

っと、冗談は置いておこう。今はこの状況をどうにかするのが先である。

さてと…

「朝ごはん冷めるぞ。」

そう言っただけなのに、ナイフが飛んできてクリティカルヒットしかけた。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


朱亞の部屋から逃げるようにドアを閉める。

先程まで食べていた粥をシンクに置き、嶺依に一声かけられる。どうやら九龍へのお使いを頼みたいらしい。今日は依頼もない故、暇つぶしがてらに出かけて行った。雲泥立ち込める灰色の空をどこか他人事のように眺めながら、嫌な予感と共に足を早めた。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ