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「そう言えば、どうしてそう思うようになったの?」

香織はずっと疑問に思ったことをぶつけてみた。

「あー。ちゃんと話したことなかったっけ?じゃあ、病気になった経緯から話そうかな…。」

「うん。お願い。ちゃんと知りたい。」

「わかった。私、2年くらい前に2週間くらい入院してたことあったでしょ?」

「うん。あの時は本当にびっくりした。だって、少し前に遊んだときは、具合悪そうな素振り全然なかったんだもん。」

「あの時は自分でも、びっくりしたよ。あの頃、すごい暑かったからさ。朝、起きてしばらく手が震えてきたのに気付いてさ。熱中症のひどい奴なのかな?点滴一本打ってもらえば治るだろうって軽い気持ちで近所の診療所に行ってさ。そしたら、そこの先生が腎臓病の疑いあるから、今すぐ大きい病院に行きなさい。どこの病院にする?言ってすぐ紹介状書いてくれてさ。」

「うん。」

「大きい病院行ったら、先生の診察の前に看護師さん、血圧測ってくれたんだけど、血圧計エラー表示出ちゃってさ。その後診察があるまで待合室で待ってたんだけど、私椅子に座って居れなくなってさ。そしたら、看護師さん、ベッド用意してくれて、そのあとすぐ診察に入れてくれて…。」

「うん。」

「それから、たくさん検査した。歩けるのに車椅子に乗せられて。本当にいっぱい検査したよ。レントゲンとかいろいろ。たくさん検査しすぎて覚えてないくらい。車椅子で移動して。情けなかったぁ。歩けるのにって。泣きたかったけど、なんでも、無いように装うの大変だった。」

由梨は当時を思い出して小さく苦々しく笑った。

「で、そのあと主治医との診察で腎臓病だと宣告されて。移植が必要だと言われて。んで、即入院だよ。その夜だったかなぁ。倒れたの…。」

今回と次回は由梨の病気回です。一つにまとめようと思ったんだけど、ちょっと、長くなりそうだったから2つに分けました。

ちなみに由梨の病気については自分の実体験を参考にしてます。ってか、そのまんまですね(笑)

その方がリアリティありますでしょ?(笑)まぁ、私の場合由梨ちゃんと違ってまだ仕事出来てないけど(笑)今の世の中は世知辛い(笑)

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