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自分で書いといていうのもなんだけど、つくづくありえない設定だよなぁ…(笑)
外出先から出た由梨は遅めのランチを取っていた。
席に着き、食事が運ばれてくるまで小説を読みながら、まったりしていると一通のメールが届いた。
From:笹岡和真
To:梶原由梨
件名:無題
梶原様
初めまして、笹岡です。
先ほどはご連絡いただきありがとうございました。
お陰で取引先に失礼にならず助かりました。
こういう事ってあるんですね。ご連絡いただいて本当にびっくりしました(笑)
普通、気持ち悪いと無視されてしまうことが多い中、ご連絡いただき親切な方だなと大変感激いたしました。
そんな親切な梶原様のご多幸をお祈りいたします。
「わざわざ、メールくれたんだなぁ。でも、気持ち悪いと思われてなかったみたいでよかった…。」
由梨は安堵しながら、もう連絡することはないだろうとメールを削除して、読みかけの小説を開き食事が運ばれてくるのを待った。