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4話 門番さんと愉快な会話



村から少し離れたところに着陸した俺はトテトテと早歩きをしながら門へと向かった



《ーーークエスト:とある冒険者の危機 をクリアしました》


ん?何!

クエストとか受けてないんですけど!


《ーーー報酬:銀貨3枚》



バラバラバラ〜


空から俺の頭に銀貨が降り地面に散らばった


「もう少し渡し方考えろや!」




なんとご都合主義


ゲーム時代は最低の貨幣が金貨一枚1Gだから銀貨がどれくらいの価値かわからない


だが、ご都合主義的に考えれば、村に入る通行料+宿代+飯代くらいはあるはずだ



てかアイテムボックスに入ってあるGを換金してもらえばお金なんてすぐ溜まる話だけどな




……って!ない!

ないぞ!カンストしたGが!

99,999,999,999

9百9十ky億…いや約1000億のGがない!






やられたー


まぁ、いいよ!いつか1000億枚よりも多く集めてやるんだから!






門についた

人がいませーん


「勝手に入るか」


「おい!ちょっと待て!」


村の中から人が出て来た

まさか門番か?

サボりか。サボりはいかんよ

全く、昼から酒なんていい身分ですねぇ


「おいこら、全部聞こえてんぞ」


偉そうな態度、まさか俺から通行料(のみだい)を盗る気か?

盗賊だが門番だかよくわからんやつめ!


「って!ワザと言ってんだろ!」


な、何故分かったまさか魔眼の使い手……!


「あったりー♪」


一族の秘密を知られたからには生かして置けん!ここで……


「もう、いいから!」


「すみません」


「全く、お前は何をしに来たんだ?」


「村に入れてー」


「いいよー。通行料払えよー」


「え?身分証見せてもだめ?」


「ったく、身分証あるならタダだ。最初からそうしろよな?」


「は?身分証なんて持ってないし?聞いただけだし!……でいくら?」


「だと思ったよ!金貨3枚……と言いたいところだが、銅貨3枚だ」


「はい、銀貨でいい?つり返して?」


「おうよ、えーと銀貨、2枚と〜銅貨6枚か?」


「バカか、8枚だ」


「いや、7枚だろ……なに騙そうとしてんだよ」


「分かってんじゃねえか」


「ああ笑」


「性格わるいな〜こいつ」



「お前には言われたくないわ!」






門番とじゃれ合った俺は金をひったくるとそそくさと村に入り宿を探した









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