2話 神なる存在との対話
フルダイブ式VRMMO【リアルティ・ファンタジア・ドライブ】
にいつものようにログインした俺を待っていたのは、現実だった……。
何故かログインしたバスなのに、現実の俺の部屋にいた
しかし鏡に映る姿は俺そのものーーーではなくアバターの方の俺だった
もしかして世界そのものがゲームに?!
なんて馬鹿な事を考えながら
外に
で、
た
ら、
白い部屋にいた
「は?何この二重詐欺?」
誰もが一度は夢に見る世界のゲーム化からの〜白い部屋
『はは!元気がいいね!goodだよ!君』
「あれか、この展開的に神様か」
『展開って……。見よ!この貫禄!どう見ても神様っ!』
茶髪の可愛らしい男の子は胸を張りながら何やらほざいている
「で、神様何用?ゲームしたいんだけど〜」
『ええ?!酷くない?神様だよ!?……まあまあ、許してやろう』
「早くしろよ」
『………君の好きなそのゲーム、そろそろサービス終了するらしいじゃないか』
「ああ、そうらしいな」
『君の居場所なんだろ?』
「ああ」
『そのアバターは手放したくないんだろ?』
「ああ!」
『なら、そのアバターで世界を渡ってくれないか?』
「ああ……って!はぁ?!」
『ラノベとかで異世界にゲームアバターの姿になって転生ー!なんてのがあんしゃん!』
「それをやれと?」
『やるの?やらないの?』
「やる!やるが、ちょっと上限つけさせろ」
『なになに?面白そうだから協力してあ・げ・る♡』
「それでだが、俺はゲームを続けたい」
『無視された…』
「どうなんだ?」
『クエスト出したりしろってこと?〈”薬草を集めろ”報酬 300G〉みたいな感じで?』
「そうだ、それから……」
『それから?』
「俺ちょっと強過ぎて同じ世界だと飽きて世界を破壊しそうだから、違う世界に転移できるようにしてくれ」
『邪神みたいなこというね』
「絶対、世界間の転移はできるようにしろよ!さもないと【リアルティ・ファンタジア・ドライブ】になるぞ!」
『分かった!って!あれは勘弁』
「ありがとう」
『じゃあ、最後に何かある?』
「最後に質問!神様的にあの世界どう思う?」
『あんなゲームの世界は御免です』
「やっぱりね」
『送るよー!』
「おう!」
『ご都合主義で全言語翻訳にしといたから!』
「ありがとう!!!!」