第3話 父のアドバイス
学校が終わっていち早く教室を出た。早歩きで帰り道を歩きながら、色々考えた。
友達って?話し合える仲間って?
重いドアを開けて二階に上がり部屋に入って机に座った。
国語の教科書を開いて友達とは何かを考えた。
でも、わからない。友達がいないからかな、よく分からない。
僕は教科書を持って地下にいる父の元へ友達のことを聞こうとした。
地下にいくと父は笑いながら近づいてハグしてきた。
僕は驚いて出た言葉が、
「僕は父子ではやらないよ。」
とっさに出た言葉が馬鹿に聞こえた。
父は泣きながら目を見て
「ついに完成したんだ。」
「え?あれが!?」
「ああ。実験も成功して今不具合な場所を修理してる。」
『タイムマシン』
時空を超えて過去や未来を行き来できる機械。
僕の父親は研究所の所長で色々なものを作って儲けてきた。
僕もタイムマシンには期待していてすぐに使いたいと思ったが、
どうやら重傷で三日後まで使わせてくれない。
ガッカリだった。
期待してたのになあ。
あ、忘れてた
僕はタイムマシンを修理している父に近づいた。
「ねえ、父さん」
「どうしたんだ?」
父は作業を止めて話を聞いた。
「友達って何なの?話し相手みたいなものなの?」
父は驚いたがすぐ笑顔になり、汚れた軍手で頭を撫でてこう言った。
「友達の大切さは自分で見つけるもんだ。人に聞いたって何もわかりゃあしない。答えは自分のなかにある。小太郎それを忘れるなよ。」
父はタイムマシンに目線を戻して作業に戻った。
『答えは自分のなかにある・・・』
その日
一日中友達とは何か答えを探していた。
答えは自分のなかにある、自分に聞こう。
そう・・・
『自分にね』




