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第1話 君と僕は何?
昼食後
自分の弁当箱を片付けて席に座った。僕の席は窓側の一番後ろ。独りで空を見ていた。こうして空を見ていると自分が孤独に感じる。
僕には友達なんていない。いるのは父だけ。母は僕が生まれてすぐ亡くなったから顔も知らない。だけど寂しくはないだって、父がいるから。
周りは僕の事を空気みたいに扱う。だから僕も空気らしくクラスに入り喋らずただひたすら勉強するだけ。
だけど、一人。一人だけ僕には変な存在に感じた。
笹木 否
僕の前の席の女の子。髪は長く茶色でさらさらして、目がパッチリして丸眼鏡を掛けている。休み時間中も独りで消しゴムでドミノをしていて変な子だった。
僕は、そのまま空を眺め孤独を感じた。
だけど脳の片隅に残る。
君は何故僕と話すの?
僕は何故君と話すの?
僕と君は何?
「そんなの決まってるでしょ」
目の前に否が出てきた。
「友達でしょ。」




