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嘘ですよね  作者: 遊風
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私は今年図書委員長を務めることになった。

理由は、本がすきだから。

たったそれだけ。それだけで3年間図書委員会を続けた結果、委員長になる事を勧められ、いつの間にかこの役職になっていた。

委員会は、一年づつ委員が交代するようになっているが、大体はメンバーはそのままで持ち上がるのが多い。

今年も昨年と同じメンバーになると思っていたけど、桜庭くんが入るのならば話は別になる。

多分だが、桜庭くんのハーレム委員会になる。

いや、これは既に確定事項になる、何も手を打たなければ。

私は早速、力を使うことにした。


次の日


「では、これから委員会の委員を決める。が、昨年と引き続きでいいか?」


「先生ぇ、私今年は図書委員会やりたいでーす!!」

「私も!」


やっぱり、思っていた事が現実になった。

けど、やっぱり手をあげているメンバーを見る限り言ってはいけないが、絶対に仕事をしなそうな人しかいない。

ふぅっ、すまないよ。これを読んでいた私は既に手を打っている!!


「あぁ、すまない。今年の図書委員会は昨年とおなじ委員になることになっているだ。」


「「えっーーーーーー」」


一斉にこだます教室内。


「先生なんでですか?!!」


「今日、職員会に出たのだが。今年は図書館の本を全て整理整頓また、市の図書館と共同で行う行事など前回やっていた人がいないと出来ないそうだ。だから、委員の交代はあまりしないで欲しいと言われてな。そのうえ、うちのクラスはもともと二人とも一年の頃からずっとやっているから、絶対いないと仕事が出来なくなるとまで言われたんだわ。それに、お前ら。今年だけどうしてそんなに図書委員会をやりたがる?図書委員会は、仕事量が多い上にそんな簡単に出来る仕事じゃないぞ。」


「けど、先生……」


「そんなにやりたければ、他の委員になりなさい。」


はい、ありがとうございました。先生!!

そう、今年は図書館はさまざまな仕事をさせる《...》つもりだった。

それなのに、最初から仕事をしない人間がきても邪魔!!

私は昨日図書館の先生にこれらのことをいって貰うことを約束させた。

ふっふっ、ざまぁ!!!

そのうえ、昨年は桜庭くんはいない。

これで、ハーレムを作らせないのも防げたのだ!



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