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嘘ですよね  作者: 遊風
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齋藤真由美さんの春休みの事を一時間目からお昼までの間の休憩時間、永遠に聞かされすでに私は、疲れてしまった。

今日一日分のエネルギーを吸い取られたみたいだ


「ねぇ、大丈夫?」


「えぇ、まぁ。」


誰のせいでこうなったと思う。


私は何もなかったよ、と顔にだしながらお弁当箱を取り出す。

齋藤さんも、今時の可愛らしいピンクのお弁当を机の上におく。

今日のお弁当の中身は私の大好きなチーズ入り卵焼きが入っている。

この、チーズ入り卵焼きは我が家でもっともおいしいと言われている料理である。

卵焼きといっても、中身は半熟。その隙間に申し訳程度にチーズがトロッと溶けて溢れ出す。

口に入れた瞬間、それはもう………………たまらん。

私は大好物は一番最後に残すのだが、こやつの前では危ない。

なぜなら、こやつには前科がある。

私の好きなチーズ入り卵焼きをなんの断りもなく目の前で食べたのだ。

その時から私は誓った。

絶対にもう、奪われないと!!!


「どうしたの?」


「えっ、いやっ。なんでもないよ。」


「ふぅうん。ならいいけど。てか、聞いてた私の話。」


「あっ、ごめん………。聞いてなかったよ。で、なんだっけ?」


「だ・か・ら!!!あの桜庭さくらば けいが図書委員になる事を今年自分で立候補したらしいの!!」


「………………………はっ?」


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