9
その男の子にあったのは、偶然だった。
その当時、私は既に本の魅力にはまり本の虫になっていた。
毎日、朝から晩まで本にのめり込んでいた。
そんな、私を心配した母親が外に無理やり連れていかれたのが、始まりである。
公園で、私と同い年の子供たちが無邪気に走り回る。
これが、普通の子供だ。
あそんで、たべて、ねる。
これが、この当時の子供の仕事だ。
だか、私はその仕事が苦で仕方なった。
母親がせっかく来たんだからと遊ばせようと私に話しかけるが、それを無視して私は木陰にいき本を読んだ
別段、外で遊ぶのも嫌いではない。
ただ、怖かったのだ。
私の体型に対してどう思われるか。
私の体はぽっちゃりだった。母親は、スリムで綺麗な体型だったが、私は父親譲りのぽっちゃり型体型だった。
そのうえ、あまり運動が得意ではなかったのが、私の体に拍車をかけ、その当時の子供よりふくよかになっていた。
最初は気にしてなかった。いじめられることはなかったし、しゃべる友達もいた。
けど、聞いてしまった。
友達だと思っていた子が、影で「デブ」と貶していたことを。
それからだ、本にのめり込んでいったのは。
現実を見なくていい。
母親には、心配されてることを十分わかっていた。
どうにかしたいと思っていた。
現実は、そんなに甘くはなかった。
母親は、そんな私をどう思っていたのだろう。
母親は、飲み物を買ってくるからここで待ってるようにと言って、そのときは何処かにいってしまった。
それから、どのくらい経ったのだろう。
いつの間にか、隣に綺麗な男の子がじっと私を見ていた。
当時の私を褒めて欲しい。
その男の子は、はっきりいって見た目は女の子だった
ピンクに染まった柔らかそうなほほ。
落っこちてしまいそうな、大きな瞳。
まるで、人界に遊びにきた天使のようだった。




