帰宅フラグ
やっと新キャラ出せた....
なんだかんだで我が家の前についた。
「あら、お帰りなさい。」
アパート前にはホウキで履きそうじをしているエプロン姿の幼じy...もとい、小柄な女性がいた。
「今、なんか失礼な事考えなかった?」
「気のせいです、コーコさん。」
彼女の名前は真田 康子、このアパートの管理人であり、我が母の妹、つまり、叔母である。
子供の頃から色々と良くしてもらっていて、本当に感謝している。今回も、特別に一万円だけで部屋を貸してもらっているので、この人にだけは頭が上がらない。
察しの良い読者は気づいただろう、そう、親の" 住む所は親が決める "という条件でこのアパートになった理由が、正にこの人が管理人だから。
『こーちゃんなら、りょうクンを襲う心配がない!!』という、母の一言で決まった。
もう何年かで三十路なのだが、見た目が本当に幼い。小学生に見えるが、中身は年相応の大人である。声と見た目のギャップが凄い。
「だからさっきから失礼な事考えてるよね?」
あと、ちょっとした読心術が使える。
「まぁいいわ、お帰りなさい。」
「はい、只今帰りました。」
「予定より帰りが早かったじゃない、どうしたの?」
「なんか入学式が中止になりまして、担任からの連絡だけで終わったんです。」
「.....流石、貞藁高校ね。」
「流石...とは?」
「過去にも二回ぐらいあったらしいのよ、それ。」
「大丈夫なんですか、あの高校....。」
なんか、今更不安になってきた。
「あぁ、あと、また姉さんから届いてるわよ、届け物。」
「またですか....。」
「この前は何だったっけ?」
「最新型のオーブンレンジです、その前は炊飯器。助かってるんですけど、いつも、丁度"買おうかな"って思っている時に届くんで、流石に少し怖くなってきましたよ....」
隠しカメラでも仕掛けてあるのか、今度部屋を探してみよう。
「相変わらずね、姉さんとお義兄さんの親バカぶりは....まぁ、いいじゃない、貰えるものは貰っときましょう。玄関前に置いといたから。」
「はい、ありがとうございます。」
コーコさんにお礼を言い、アパートの二階、201号室の鍵を開け、玄関前に置いてあった段ボールを持って我が家のドアをくぐった。
なかなか進まないな........(´△`)