入学フラグ 2
続きです
クラスはA~FまであるうちのBだった。(別にクラスによって成績が決まっているわけではない)
早速、B組にいってみたら、黒板に大きな字でこう書かれてあった。
『席は座ったもん勝ち!さっさと自由に座っちまえ!(だけど男女キッチリになるように)』
大丈夫か、この学校....
だがまぁ、まだ三人ほどしかいないし、そういう事なら遠慮なく自分の好きな席、窓側の一番後ろに座らせてもらおう。
良かった、早めにきて。
さて、座ったのは良いが、やることがない。
さすがに早く来すぎたか、今日は初日だから小説持ってきてないし、まいったな、どうしたものか。
「ねぇ。」
声をかけられた。見てみると、そこには同級生であろう一人の女が立っていた。
この女の外見を分かりやすく説明すると、黒髪ロングで整った顔をしている。身体はまぁ普通に良い方だと思う。
よくラブコメに出てくる清楚な感じで、多分成績も良いんだろうな。後に学校のアイドルとかいわれそうだ。
「隣、空いてる?」
見れば分かるだろ。
「空いてるけど。」
「じゃあ、隣座っていい?」
何故ここなんだ。他にも空いてる席はあるだろ....ん?これ、フラグか?いや、考えすぎか?でも念には念という言葉もあるし...だが、ここで断るのもアレだし、OKをだすしか選択肢はない。
「あぁ、いいけど。」
「ありがとう。私、愛川 由衣。君は? 」
「和久井 涼介」
「和久井君か、よろしく。」
「よろしく。」
とはいっても、関わる気はさらさらないが。
さて、隣の席が埋まった所で暇だという状況は変わらないし、やることもない、どうしたものか。
と、思っていたらいつの間にかもうほとんどの席が埋まっており、後は先生が来るだk「席に着けーって、もう着いてるか。」....来た。
まぁだ続きます