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わたしの好きな人。

作者: ふぃゆ

気づいちゃ・・・・


気づいちゃダメなのに


気づいてしまった。




ふっ、私も軽いな・・・。


つい3日前までは私、自分のクラスより前のクラスにいた好きな人がいるクラスの方がいいって言ってたのに今は違う。


私は・・・好きになってしまった。


あいつの事・・・。


でも、あいつは私の方には振り向いてくれない。


あいつの顔見てりゃすぐわかる。


あいつ・・・ぶっちゃけ私と話す時より同じ班の森永さんと話してる時のほうが嬉しそう・・・。


悔しかった。


一番近くにいるのは私なのに


私とはめったに話さない。


たまに、お隣同士で教科書読みあったりするけどそれすら嫌がってそう。


だって、早く終わらせたいみたいなんだもん。


早く終わらせて、早くお話したいの!?


もう嫌だな・・・。こんなクラス。こんな席順。・・・・・・こんなお隣さん。


毎日毎日苦しんで・・・。


もう、いっそのことクラス替えしてほしい・・・。


そして、こんな奴と同じクラスにならないように先生にお願いしに行こう。


でもさ、


嬉しかったんだよ?


私・・・前のクラスでちょっと孤立してて、名前はおろか苗字ですら呼んでくれる人だって少なかった。



だから


中学で


あいつは初めて、

私の事を


「ねぇ、夏帆。」


名前で呼んでくれた。


しょうがないから、次の席替えまでは認める事にしよう。


あいつを


私が好きな人なんだって。

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― 新着の感想 ―
[一言] 愛しくも切ない気持ちが、よく表現できていると思います。読んでいて、心が切なくなってしまいました。面白かったです。
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