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序章 向かう先2

「あなたが、この探偵事務所の…」

「ああ、如何にも」


女は少女に振り返り、煙草の火を灰皿で消した。

椅子に座って少女の姿をみるなり「女子高生ねぇ…」と呟いた


「あ、あの…」

「いやいや、珍しいなと思っただけさ、申し訳ない」


女は手を前に組み顎に乗せていまだにじろじろと眺めては

ふんふん、ほ~う…と勝手に何かを見るなり納得していた

「…花羽さん」


煙草を吸っていた一人の白髪の男性が呆れたように女をせっついた。

「ああ、すまない、職業病とでもいえばいいかな」

もう一人の黒く長髪の男は何も答えないようだった、元々無口なのか慣れているのか、上の空で煙草を吸っている。


「自己紹介が遅れたね、私は花羽 葬…かばね、そう、花に、羽に、葬儀の葬ね」

「よろしくお願いします…私は、結城、かな。池袋の高校に通っています」

「うんうん「素直」でよろしい」


なにも答えなくてもわかっていたように、花羽は続ける


「こっちのシラガは巴、そしてこのクソ長ったらしい髪の彼は言葉だ」

「シラガって…まぁよろしく、俺たちは花羽さんのボディーガード…みたいなもんかな」

「…」

「言葉は普段なぁんも喋んねぇけどおなじ。」

「名前が皮肉で面白いよねぇ、で今回は何の依頼?」

「それは…私の…」


「私の、友達を、探して欲しいんです…」

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