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第七章77 【2月15日/初等部4年生活動中】27/参戦チームは出揃った

 【バレンタインデート】では少々浮かれていた【芳一】や【シェリア】&【フェアリア】達だったが気持ちを切り替え、己と向き合う事にしていた。

 弱いままでは居られない。

 勝つためには強くならなければならない。

 誰よりも強く。

 誰よりも気高く。

 誰よりも超えて。

 誰よりも高みへ。

 誰よりも・・・

 いや、そもそも、【誰よりも】と【誰】かと比較するものではない。

 【誰か】を意識しているということはその【誰か】とレベル的には近い事を意味している。

 この戦いはそんな甘い考えでは勝ち残れない。

 【誰か】を気にするのではなく、

 どこまでも強く。

 どこまでも気高く。

 どこまでも超えて。

 どこまでも高みへ。

 どこまでも・・・と言い直そう。

 それを実戦出来た者が勝ち残れるのだ。

 これはそう言う戦いなのだ。

 【誰か】を気にしている様では勝ち残れない。

 【自分】はどうか?

 それを突き詰めた者のみが見える遙かな高みの【世界観】が存在する。

 それを見れた者が最後の勝利者になるだろう。

 もう、一度繰り返す。

 これはそう言う戦いなのだ。


 【神魔】は、この日、【逆転参戦方式】で参加する13チームのメンバー表も受け取った。

 これにより、【順転参戦方式】16チーム、【逆転参戦方式】13チームの計、29チームの参戦が確定した。

 【神魔】は、

『さぁ・・・チームは出揃った。

 後は史上最大の遊技を始めるための準備にとりかかるだけだ。

 準備が終わり次第、【覇王杯/オーバーロード・カップ】を開催する。

 【超越】と【謎】は待ってはくれない。

 かつて無い脅威として、この世に迫りつつあるのを感じる。

 【神魔】として、この【現実世界】を導くためにも最強の【覇王】の誕生を楽しみにしているよ。

 僕を楽しませておくれ【選ばれし29組】の【勇者】達・・・』

 とつぶやき、【覇王杯/オーバーロード・カップ】のための準備を開始したのであった。

 その1つが、各チームへの【エントリー確認】、【参加の受理報告】である。

 【順転参戦方式】では【トーナメント表】で対戦相手のチームが正式に発表された。

 それを元に、来るべき開戦の日、【2月29日】に向けて各チーム準備を開始するという事になる。

 【逆転参戦方式】も参加メンバーがほぼ確定という事で、自分の作り出す【世界観】に対抗するための心の準備やその他やるべき事などをしていく日に充てることになるだろう。


 参戦チームが全29チーム全て出揃った所でこの物語の第一部【スタート・エピソード編】は終幕となる。

 この後は、【覇王杯/オーバーロード・カップ】を描く第二部、

 【覇王】となった者が仲間と共に【超越】や【謎】、【出鱈目】などに挑む第三部へと続く事になる。

 とても読みにくいだろうが、最後に著者より主人公へ言葉を贈ろう・・・

 【第三部】に関するとても重要な情報が入っているので読むことをお薦めする。


【オゴルナ タダノ ホウイチ ヨ

 モノガタリノ シュウマクニアル ラスボス ガ イッタイダト ダレガキメタ?

 セッカク オボエテモラッテ キョウシュクダガ チョウタイシ、メイワイコ、チョウヨウメイ ハ イキノコリヲカケテ 【トモグイ】ヲ サセルコトニシタ

 【ランク】ハ カンケイナイ トウジョウジキガクル サイゴマデノコッテイタモノガ イキノコル・・・

 コレマデノ 【ランク】ハ リセットサレル ツヨケレバ ゲコクジョウモアリダ

 アラタナルキョウイ デタラメ ニ タイコウスルタメ チョウエツ ト ナソ ノ ソコアゲガヒツヨウダトハンダンシタ・・・

 オマエタチノジュンビガトトノウマエニ コチラモ ジャクニクキョウショク デ レベルヲソコアゲスル

 フタタビ オマエタチ ノ マエニ デテクルコロニハ イキノコリ フクスウノ チョウエツ ヤ ナゾヲ マトイ シンカシタ マッタクサマガワリシタモノ ガ オマエタチノマエニ タチフサガルダロウ

 コレマデハ タダノ チャバン・・・

 ナントナク ノ ヒョウゲンニスギナイ・・・

 ホントウ ノ キョウフ ハ コレカラ サイコウセイ サレルダロウ

 ネタガバレタラ カエルダケ・・・

 タダソレダケノ コトダ・・・

 タトエ シュジンコウ ト イエドモ タカガ ヒトノミ デ デキルコトナド タカガ シレテイル・・・

 オマエガ ナスコトガ デキルノハ アマタアル ムスウノカベノ ホンノイチブヲ ヒッカクテイドノモノ ナノダカラ・・・

 ケッシテ オゴルコトナカレ・・・】


 戦いまでのカウントダウンは始まった。

 まずは、他の参加者達によって戦いの火ぶたは切って落とされる。

 【主人公】の【芳一】の出番は最後の最後だ。

 当分、彼はお休みとなるかも知れない事になるだろう。

 大概の作品ではそうなっているだろう。

 戦いにおいてその決着を付けるべき主人公は最後の最後にやってくる。

 そう言う訳だ。


 【第一部/スタート・エピソード編】・・・完。

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