第七章65 【2月15日/初等部4年生活動中】15/メンバー集結となる13チーム/【彩綾 絢】チーム1
【逆転参戦方式】の参加チームはどのチームも個性的な特性があると言って良い。
【祈清】の人格の内2つをコピーして作られた不思議な存在、【ロスト・ゴースト/失われた亡霊】/【虚幻の遊夢】と呼ばれる【彩綾 絢】が率いる【彩綾 絢チーム】のチームメンバーも個性を出している。
このチームのメンバーの特徴は、【祈清】によって【不思議】な部分に特化して生み出された【絢】の持つ、特殊な【フェロモン】により、【満貢群】と呼ばれる【異界の異形】達が、彼女に無償の愛、協力をしようと近づいてきているという事がある。
つまり、チームメンバーは、全員、【絢】に惹かれてこの【現実世界】にやってきた【異世界】の【存在?】という事になる。
【満貢群】にとって、【絢】は【神】の様な存在・・・いや、それともちょっと違うな。
言ってみれば【アイドル】の様な存在でもあるとも言えるだろう。
【満貢群】にとっての【絢】は【神】であり【アイドル】でもある様な存在に当たるのだが、そもそも【満貢群】にとっての【神】の概念が【現実世界】と大きく異なっている。
【現実世界】の場合、信仰する【人間】は悩みを持つ【弱者】であり、絶対的強者である【神】の教えや救いを求めるという関係になる。
言ってみれば【弱者】が【強者】を崇拝するという形となる。
これに対して【満貢群】にとってのそれは【強者】ではない。
【強者】は【満貢群】の方であり、【神】に値する【それ】/【守護崇拝偶像】は、か弱き存在であり、【自分達】が守るべき対象。
推し活などで、【守護崇拝偶像】を盛り立てて、その価値を引き上げる行動を取るべき対象となっている。
つまり、【強者】と【弱者】の関係が【真逆】だと言うことだ。
【現実世界】の【神】は、教えを請うべき偉大な存在、
対して、【満貢群】にとっての【守護崇拝偶像】は大事に守ってあげて花を咲かせてあげる存在と言うことになる。
そう言う意味で、【神】の様であり、【神】とは違う対象と言うことになる。
【絢】は、その【守護崇拝偶像】に祀りあげられ【満貢群】達から絶大な支持を得ているのだ。
その【満貢群】の実力者13名?が名乗りを挙げて、【絢】に協力を申し出ていて彼女はそれを了承した。
そして、チームメンバーとしては、現実世界の存在と融合して名前を公表しているメンバーが、7名、元の【満貢群】のままで居る非公表の【覆面選抜メンバー】が6名と言う事になる。
メンバーは、
(01)【ロスト・ゴースト/失われた亡霊】/【虚幻の遊夢】/【彩綾 絢】、
(02)【彩綾 文】(【絢】のプロトタイプのボディ)プラス【満貢群の実力者1】、
(03)【禅 戒善】(元、即身仏)プラス【満貢群の実力者2】、
(04)【ルァミィア】(元、ラミア)プラス【満貢群の実力者3】、
(05)【陽炎】(元、都市伝説)プラス【満貢群の実力者4】、
(06)【クイーンナンバー666】(元、裏組織の実験体)プラス【満貢群の実力者5】、
(07)【時生 駆華琉】(偽名/元、千の名を持ったアサシン)プラス【満貢群の実力者6】、
(08)【佐倉 咲子】(元、冤罪で処刑された死刑囚)プラス【満貢群の実力者7】、
(09)【覆面選抜メンバー】、
(10)【覆面選抜メンバー】、
(11)【覆面選抜メンバー】、
(12)【覆面選抜メンバー】、
(13)【覆面選抜メンバー】、
(14)【覆面選抜メンバー】、
となる。




