第七章58 【2月15日/初等部4年生活動中】08/メンバー集結となる13チーム/【ファリナ・プルスフィリア】チーム2
【ファリナ・プルスフィリアチーム】の名前を明かしている6名、
【グレタ・エリソン】(イギリス出身女性)、
【カトリナ・パーヴェルツィーク】(ドイツ出身女性)、
【エドウィージュ・ピオー】(フランス出身女性)、
【ノエミ・ギッリョーニ】(イタリア出身女性)、
【クセーニヤ・ファルフジノヴァ】(ロシア出身女性)、
【陳 丞琳】(台湾出身女性)、
の6名はいずれも【シェリア】の【3次眷属】である。
【ファリナ】も【3次眷属】だったが、彼女は特別扱いであり、他の【3次眷属】達は、【夢異世界部活学校】への入学も許されずに疎外感を味わっていた。
そんな時、【エディス】と一緒に、【ファリナ】も【シェリア】から独立する事を選択した。
【2次2次眷属】達は強い絆で結ばれた【エディス】についたが、【ファリナ】は【3次眷属】の中にも隠れた逸材が無いかと思い、1人1人と面談し、それで、逸材、6人を見つけ出し、改めて、自分の【2次眷属】にならないかとスカウトした。
それは、【ビジネスパートナー3人組】の【3次眷属】だった、【Kポップスター】5人を【芳一】が自分の【2次眷属】として受け入れたのと似ている。
彼女達は、【シェリア】の【3次眷属】をしながら、【ファリナ】の【2次眷属】として活動していた。
【Kポップスター】5人は最終的に、【芳一】の元を去り、【ビジネスパートナー3人組】の元へと戻ったが、【シェリア】の【3次眷属】で【ファリナ】に認められた6名は、【シェリア】の元を去り、【ファリナ】の元につく事を選んだので【芳一】達とは逆のパターンと言えるだろう。
6名は【シェリア】の元で正統な評価が受けられずにくすぶっているよりも、【ファリナ】の元で一旗揚げたいと言う気持ちが強かったための選択になる。
彼女達にとって、【ファリナ】は【シェリア】に代わる新しい【カリスマ】となっているが、【エディス】の元に走った【2次2次眷属】の6名がそうであったように、【3次眷属】の6名もどこか【主人/シェリア】を裏切ったと言う後ろめたさを持っていた。
それに喝を入れたのが【ファリナ】であり、彼女は信じる事が正義となると唱えた。
その事で、穴場中の穴場の異世界】/【架空想顕現異様界】と言う【異世界】で得た【RPG風】の【クエスト・ロード部門】を【ファリナ】が制覇して、得た架空の存在になりきれる【リアル・チェンジ・フォーム】と言う【異能】を使える様になるための【踏み絵】とした。
そして、6名は【ファリナ】の【信者】となっており、彼女の言う事は間違っていないと信じる事が出来て、その力を得たのである。
また、【覆面選抜メンバー】の8名は、【ファリナ】が【異世界】などで直接【スカウト】してきた【存在?】などであり、正体を隠しているのは【エディス】のチームと同様である。
偶然なのか?必然なのか?結果的に、【エディス・プルスフィリアチーム】と【ファリナ・プルスフィリアチーム】はまるで【双子チーム】の様に、そっくりな【メンバー】(出身国や人数などが同じ様になっている)となったのである。
だが、他のチームと同じ事をしていても一番にはなれないのは、【自明の理】である。
【エディス・プルスフィリアチーム】と【ファリナ・プルスフィリアチーム】に課せられる事は、お互いのチームとの差別化にあるだろうと言える。




