第七章56 【2月15日/初等部4年生活動中】06/メンバー集結となる13チーム/【エディス・プルスフィリア】チーム2
【エディス・プルスフィリアチーム】のメンバーは国際色豊かで明るいメンバーが多い。
【ヒルダ・ベイン】(アメリカ出身女性)、
【フリーデリンデ・ベルンハイト】(ドイツ出身女性)、
【サラ・ルノー】(フランス出身女性)、
【グレータ・ウルビーニ】(イタリア出身女性)、
【アリョーナ・ヴェンゲログスカヤ】(ロシア出身女性)、
【劉 笙鈴】(中国出身女性)、
の6名は、【エディス】と義姉妹の契りを交わした中であった。
【エディス】が【シェリア】のチームを抜けると決めた時、この6名は悩みに悩んだ末、【エディス】と共に行く道を選択した者達である。
彼女達は、【シェリア】の【2次2次眷属】に属していたが、やはり、一軍と言えるのは【1次2次眷属】達であり、自分達は格下だと言う劣等感を持っていた。
そんな中、【エディス】が【選ばれし者】として旗揚げした。
6名は、自分達も出来るんだと【1次2次眷属】や【シェリア】達に実力を認めさせるために、袂を分かち、新しいチームを組んだのだ。
だからか?彼女達は、【シェリア】を裏切ってしまったと言う後ろめたい気持ちと、結果を出すしか無いと言うプレッシャーでつながり、これまで以上の絆で結ばれていた。
だから、【エディス】が【穴場中の穴場の異世界】/【架空想顕現異様界】の【格闘ゲーム風】の【マッチング・バトル部門】で力を得たと言った時は全員、その嘘みたいな話を心から信じる事が出来た。
この【架空想顕現異様界】と言う【異世界】は、【信じる事】が重要になる。
「嘘でしょ、それ?」
「今日はエイプリルフールじゃないよ」
「嘘八百も大概にしなさいよ」
「フェイクニュース?」
などとつい言ったり思ってしまう様な事を心から信じる事がこの【異世界】の力を譲渡出来る【最大の条件】となる。
疑ってかかる者には一切、力は譲渡されない。
信じる気持ちに一点の曇りもあってはならない。
あることを信じる。
それが現実である事を信じて一切、全く疑わない。
それで初めてこの力を得ることが出来る。
信じる力が求められるのである。
そう言う【世界】なのである。
だからこそ、【架空の世界】とされ、多くの【異世界転移者】からはほぼ、無視された【異世界】となっていた。
ほとんどの【異世界転移者】はそこを訪れても、【嘘で塗り固められた偽物の世界】だと思い込んで帰って来る。
信じて最後まで【顕現クエスト】をクリアすると言う事がそれだけ難易度が極端に高いのである。
嘘だと思ったら成功するものも必ず失敗するのである。
この【異世界】での【攻略ポイント】は【信じると力】が得られると解らない状態で、【信じる】事。
そうすれば、この【マッチング・バトル部門】で、架空の存在になりきれる【リアル・チェンジ・フォーム】と言う【異能】を使える様になる。
信じる者は救われるではなく、信じる者が使えると言う訳である。
それで認められたのが、このチームメンバーとなる。




