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第七章50 【2月15日/初等部4年生活動中】00/駆け込みで遅れてきた【芳一チーム】の参加メンバー

 昨夜のデートでは色々あったが、夜が明けて、今日は、【2月15日 木曜日】である。

 この日は【芳一】達【逆転参戦方式】の参加者チームのメンバーが確定する日でもあるのと同時に、【芳一】が短い期間だったが、お世話になった【能活】の所有する【マンション】を出る日でもあった。

 やはり、ライバルとなる以上、【能活】の好意に甘える事は出来ないとして仲間と共に出ることにしたのだ。

 幸い、この頃には【芳一】もある程度、自力で稼げる様になっていたので、引っ越しには問題無かった。

 その引っ越しを今日している訳だが、その引っ越しの手伝いを【仁愛・ティシェイナリア】とその家臣達が手伝ってくれていたので、思ったよりも早く新居に移動が終わったのだった。

 引っ越しが終わって軽く食事をしていると、手伝いを終えた【仁愛】がやってきて、

『【芳一殿】と呼ばせていただいてかまわないだろうか?』

 と聞いて来たので、【芳一】が、

「あ、どうぞ」

 と答えた。

『引っ越しも無事終わり、何よりです。

 今日はわたくしを含め、【芳一殿】のチームに加えていただきたいメンバーを連れてきましたので紹介させていただきたいと思い参上いたしました。

 あまり大人数でと言う訳にもいかないと思いました次第ですので、こちらもわたくしを含めた4人に絞り、他の者はサポートに徹すると言う事でよろしくお願いいたします』

「あ、はい。4人が僕のチームに加わっていただけるって事ですね」

「はい、左様です。

 彼女達は、わたくしが、異世界を転移して見つけた戦士達であり、この世界の住民でも【全知全能界アンサワルド】出身の者でもございません。

 あくまでも実力を重視して選んだ3名にございます。

 本人達に軽く自己紹介をしてもらいますが宜しいでしょうか?」

「あ、はい、お願いします」

「初めまして。私は、【封解封印師(ふうかいふういんし)】と言う能力者で簡単に説明すれば、【各種カード】に封印されている【大いなる存在】の【封印】を解除して使役したり、再び【封印】したりする力を持っているわ。

 この世界での名前はフランス人の【マリエット(MARIETTE)マルモン(MARMONT)】と言う名前を得ているわ」

「【封解封印師】ですか・・・」

「そうね、聞き慣れない職種だろうけどね」

「そうですね、あんまり聞いたことないですね」

「どうも・・・私は、【ハーフ・クォーター族】の族長で、簡単に説明すれば、【生物】と同化する力を得ている存在よ。

 名前はドイツ人って事になっていて【アルベルタ(ALBERTA)アーレ(AHLE)】と名乗っている。

 【能力】の説明は、犬と同化したり猫と同化したり、色々あるけど、人間の部分を半分または4分の1を残してもう半分、または4分の3を他の生き物などの特徴を持つ事が出来るわ」

「あ、それって【フィクション・レジェンド】の【ウェンディ・ホアン】と同じ特徴ですね。

 大丈夫、能力は大体わかりますよ」

「理解が早くて助かるわ」

「私も良いかしら?私は、【錬金操士(れんきんそうし)】というジョブについているわ。

 これは、【錬金術】で作り出した【兵器】を操作または乗り込んで操縦して使う術士の事を言うわ。

 名前はイタリア人で【ネレーア(NEREA)スペルティ(SPERTI)】と名乗っているわ。

 よろしくね」

「よろしくお願いします。何か、皆さん、頼りがいがありそうですね」

「では最後にわたくしが改めまして。

 【芳一殿】の前世、【リア殿】と同郷の【ティシェイナリア】と申します。

 一応、【プリンセス】と言う事になっていましたが形だけです。

 わたくし自身の力は姉上に全て譲渡しましたので、【全知全能界アンサワルド】の【王位継承者】としての力は一切ございません。

 現在、取得している力は後天的に得た力のみでございます。

 わたくしのジョブと言えるものは、【ユニーク(UNIQUE)ジョブ(JOB)】【生成(せいせい)変換術士(へんかんじゅつし)】と言う事になっております。

 僭越ながら【芳一殿】の作品【フィクション・レジェンド】の主人公、【芦柄 銀侍殿】が【フェイバリット・アビリティー】/【アンサー・フォース】を得る前の最初の【スキル】/【創作バトル】と同じ様な流派になります。

 術式をゼロから作りだしそれを力とする力になります。

 【銀侍殿】の最初の【フェイバリット・アビリティー】である弱点の無い存在に弱点を作り出す力、【ウィークポイント・レシピ】も見よう見まねで同じように出来ます」

「す、すげぇ・・・リアル女銀侍だ、それは・・・

 僕が考えたキャラの力を本当に使える人が居るなんて驚きです。

 凄い、凄い。ファンになっちゃいそうです」

「いえ、わたくしなどは貴方様がファンになっていただける様な立派なものではございません。

 戦力の1つとして使っていただければそれで結構です」

「そんな謙遜なさらなくても、凄いものは凄いですよ。

 みんな否定したとしても僕は認めます。

 本当にすごいです、貴女達は」

 と言う話になったのだった。

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