第七章29 【2月13日/初等部4年生活動中】15/メンバー集結となる16組12
続いて、12番手となるのは・・・
【ランジェリー】を化身として顕現させる【13作の一人芝居】を作り【5体目の怨魔体】と契約した女子大生【染井 佳乃】と初老の男性【栞酎 翠詠】の師弟(女子大生の方が色気ムンムン、スタイル抜群の師匠で初老の男性の方がエロ弟子で2人は孫娘と祖父の関係)だ。
このチームの特徴は【人外】は別として、【人間】の中では平均年齢が高いと言う事が挙げられるだろう。
20代が多い、【順転参戦方式】の【選ばれし者】達が選んだ【選抜メンバー】に対して、このチームの年齢は40代以上となっている。
それは余り人集めが得意とは言えない【佳乃】ではなく、不思議な魅力を持つ祖父の【翠詠】が集めて来たメンバーであり、どうしても平均年齢が高くなったのだ。
それを自虐して、
「ひょっひょっひょっ、まだまだわかいもんにはまけませんぞ」
とか、
「ひゃっひゃっひゃっ、ぴっちぴちのわかいもんのエキスを吸い上げてやるわ」
とか、笑いを取る発言があったりなど比較的明るい雰囲気のチームとなる。
確かに若い者達と違い、身体の動きは鈍いが、その代わりに長い間、人生を経験して来たと言う経験値がある。
ましてや、この【覇王杯/オーバーロード・カップ】では格闘技の強さを競う戦いではない。
【想像力】を駆使して【異能】を使って戦うものである。
つまり、若い人よりも身体が動かないからと言って必ずしも不利になるとは限らないのである。
人生経験の豊富さが勝利を導く事だって十分にある。
そう言う意味では、一癖も二癖もありそうなチームと言えるだろう。
【選抜メンバー】は、10人であり、【覆面選抜メンバー】は16チーム最多である8名である。
【覆面選抜メンバー】は名前は非公開だが、【年齢】は公表している。
これには狙いがあり、【弱いチーム】に見せかけているのである。
【覆面選抜メンバー】は【若返りの秘薬】を飲んでおり、【全盛期】の肉体を持っている。
それを隠すため、【若返りの秘薬】をまだ飲まずに居る2人と【翠詠】を使って【年寄り年配チーム】だと思わせておいて、油断を誘うと言う事を考えているのである。
それをふまえての【メンバー】は、
1人目が、土建業の社長【村下 陽司】58歳男性、
2人目が、飲食店店長【宮本 今日子】43歳女性、
3人目が、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる53歳。
4人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる42歳。
5人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる40歳。
6人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる47歳。
7人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる45歳。
8人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる54歳。
9人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる56歳。
10人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる72歳。
となっている。
ずる賢い老獪なチームであるが、それが他のチームに通用するかどうかは解らないと言った所だ。




