第七章28 【2月13日/初等部4年生活動中】14/メンバー集結となる16組11
続いて、11番手となるのは・・・
【カセットテープ】を化身として顕現させる【13作の超科学魔導書(超科学と魔法を融合させた新秘術を記した書)】を作り【4体目の怨魔体】と契約した【ポルトガル出身】のポルトガルとオランダのハーフの女性【マルチナ・アゼヴェード・バレット】/女性マジシャンである。
これが、16チーム中、3組存在する【本物】に成り代わっている最後の3組目となる【チーム】である。
正確には半分だけと言うことにあるのが正しい表現かも知れない。
なぜならば、【マルチナ】は、精神を煩っており、内にこもる形になっていて、それを見た【地球外生命体】が彼女の【身体】を動かすと言う事で【共存関係】が成り立っている。
つまり、【マルチナ】の【身体】を動かしているのは、【別の存在】だが、【マルチナ】の【身体】の深層部には彼女の【精神】がちゃんと存在しているのである。
たた、表には決して出てこないので、【マルチナ】の精神は【別の寄生生命体】の【宿主】として存在していると言う関係になっている。
そんな彼女のチームには、【人外】の者達で構成されている。
【夢異世界部活学校】にも【人外】は【部員】として活動している。
ただ、【人間】の【部員】とは同じ【部活】では活動していない。
【人間】の【身体】と【人外】の【中味】を持つ彼女だからこそ、【人外】の【部員】を【選抜メンバー】として加える事が可能となっているのである。
そんな彼女?が【選抜メンバー】としているのは、6名であり、2名が、【覆面選抜メンバー】となっている。
その上での割り振りだが、
1人目が、ドワーフの男性【ドヴェルグ】、
2人目が、巨人の男性【ゴグマゴグ】、
3人目が、リザードマンの男性【レプトイド】、
4人目が、スライムの女性【ジェルゲル】、
5人目が、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
6人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
恐らくは【覆面選抜メンバー】の2名も人外であると推測出来る。
それでは、【宿主では無い方のマルチナ】/【アナザー・マルチナ】と名前が解っているメンバーとの会話を少し覗いてみよう。
【アナザー・マルチナ】は、
『さて、いよいよ私達の【異界】で得た【力】を披露する時が近づいて来た様ね』
と言った。
【ドヴェルグ】は、
『相手にとって不足無しじゃな。
覇権を握るのは儂ら。
人族に負けてなどおれんからのぅ』
と言った。
確かにただでさえ、人より強い種族が【想像の力】を手にすれば、それは凄い戦力になるとも言える。
【ゴグマゴグ】は、
『ここ、狭い・・・ビンから出して・・・欲しい・・・』
と言った。
彼は巨人族なのでそのままでは目立つため、身体を小さくする透明な【魔法の瓶】の中に入ってもらっているのだ。
【レプトイド】は、
『【人外】のチームは他にもある・・・油断はできんぞ』
と言い、【ジェルゲル】は、
『そだね~大変だね~』
と言った。
【ジェルゲル】はちょっとオバカな性格なので状況が良く解っていない。
【アナザー・マルチナ】は、
『大丈夫。私達なら勝てるよ。
頑張りましょ』
と言った。




