第七章25 【2月13日/初等部4年生活動中】11/メンバー集結となる16組08
続いて、8番手となるのは・・・
【オルゴール】を化身として顕現させる【24種のロストアート/(忘れられた技術)】を作り【4体目の御神体】と契約した【インドネシア出身】の女性【ヌル/インドネシア人なので名字がない】/【世界最高のセラピスト】だ。
チームとしての実力、戦闘力は正直、高いとは言えないかも知れないが、仲間同士の連帯感、仲間意識は16チームの中で最もバランスが良く優れていると言えるのがこのチームである。
それは何故か?
それは、【選抜メンバー】が全て、【選ばれし者】であるチームリーダー【ヌル】との直接の関係者で構成されているからである。
他のチームはどうしても【利害関係の一致】や【スカウト】などにより、【同じチーム】になっている。
それに対して、このチームだけは、メンバー全員が、【ヌル】の直接の関係者ばかりである。
元恋人や、同じサークル、友達などで構成されており、仲間同士、同じ目標を持って行動したことや、つかみ合いの喧嘩などもしており、お互い腹の中が解る様になっている。
お互いがお互いの良いところや悪いところをチームリーダーとメンバーで理解していると言うだけでなく、【メンバー同士】の連帯感を育むために合宿も行っている。
そのため、団結力、チームワークは16チーム中、最強であると言える。
このチーム内の連携の強さが戦いにどう影響するかは解らないが、少なくともどのプラス要素であれ16チーム中最強である部分が1つでもあると言うのは、強味の1つであると言えるだろう。
難を言えば、仲良しチームであるが故の甘えもあるとは言えるだろう。
仲間意識が強いメンバーを集めているので、逆に言えば、やはり実力重視では無いと言うポイントが戦闘力が高いとは言えないと言う点である。
それをふまえた上でのメンバーは、
1人目が、【ヌル】の元恋人【アフマッド(男性)/インドネシア人なので名字がない】、
2人目が、【ヌル】の幼なじみ【フィトリ(女性)/インドネシア人なので名字がない】、
3人目が、【ヌル】と同じサークル仲間の【イェニ(女性)/インドネシア人なので名字がない】、
4人目が、【ヌル】のバイトの教育係だった先輩【ラハユ(女性)/インドネシア人なので名字がない】、
5人目が、【ヌル】の恋の元ライバル【アストゥティ(女性)/インドネシア人なので名字がない】、
6人目が、【ヌル】の恩師【ファジャル(男性)/インドネシア人なので名字がない】、
7人目が、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
8人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
9人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
10人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。
となっている。
メンバーで名前が解っている者は全員、【インドネシア人】だが、【覆面選抜メンバー】は全員、【ヌル】の知り合いの【他国】のメンバーだと言うのが解っている。
実力が足りない分をチームワークで補おうとしているチームである。
会話を少し覗かせてもらったら、
チームは一丸となって、
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
「スマンガット ヤ(頑張って)」
と言い合っていた。
お互いがお互いに日本語・・・では無く、母国語のインドネシア語で頑張ってと言っていたのだった。




