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第七章20 【2月13日/初等部4年生活動中】6/メンバー集結となる16組03

 続いて、3番手となるのは・・・

 【衣装】を化身として顕現させる【5体目の御神体】と契約した【24作の神歌(しんか)】を作りし【7代目の黒人の男】/【8代目の中東の男】/【9代目のエジプトの男】/(10代目ハンガリー、11代目ルクセンブルク、13代目オーストリア、14代目モナコ、15代目ブルガリア、16代目アルバニア、17代目ギリシャ、18代目クロアチア、19代目スロベニア、20代目セルビア、21代目モンテネグロ、22代目エストニア、23代目アルメニアのそれぞれ男性を経て)【24代目のジョージアの男性】【レオン(LEON)スウィニー(SWEENEY)】だ。

 彼は【芳一】達とは今まで違った世界観の中に居てここではあまり目立った活躍は見られなかった。

 だが、彼が作る24作の言語化不可能の曲で聞くだけで心の底が震える【神歌(しんか)】は、正に必殺の力を持つが故に、その1曲1曲の会得は正に命がけであり、初代【レオン・スウィニー】から数えて24人目にしてその完成を得たのである。

 そこから、彼はメンバー集めを開始して、10名の【選抜メンバー】を選んでいる。

 多国籍で代替わりをして来た彼らしくメンバーは全員外国人であり、スカウトには共通語でもある【英語】だったが、【日本】を舞台に戦いが始まると聞いているし、元々【夢異世界部活学校】は【日本語ベース】なので、共通語を【日本語】に変えて話す様になっている。

 (日本語での会話にまだ完全に慣れていないため、話題は、【今日は良い天気ですね】とか【今日は何を食べましたか】などのありきたりの内容のため、彼等同士の話題は割愛させてもらうが)やはり、【覆面選抜メンバー】は居て、10名中3人となっている。

 名前が解っているメンバーと解っていないメンバーの割り振りは以下の様になっている。

 1人目が、フォロワー1億人超えのインフルエンサー【ホルガー(HOLGER)シュロート(SCHROTH)】(ドイツ人男性)23歳、

 2人目が、売れっ子モデルの【ドナシアン(DONATIEN)ロラン(ROLLIN)】(フランス人男性)28歳、

 3人目が、俳優も兼任している【ベルナルド(BERNARDO)シャンナ(SCIANNA)】(イタリア人男性)29歳、

 4人目が、画家でもある【ガエル(GAEL)トバル(TOVAR)】(スペイン人男性)25歳、

 5人目が、子供の居ない世界的大富豪の養子候補【ヨーン(JON)マンナル(MANNER)】(スウェーデン人男性)22歳、

 6人目が、世界屈指のプレイボーイ【エーロ(EERO)ウーシタロ(UUSITALO)】(フィンランド人男性)27歳、

 7人目が、世界屈指のマルチ格闘家【ユーリー(YURY)アヴァクモフ(AVVAKUMOV)】(ロシア人男性)24歳、

 8人目が、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。

 9人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。

 10人目も、【覆面選抜メンバー】なので今回の紹介は無しとなる。

 世界的な【男性ソロ歌手】を発掘して稼いでいるチームなので、必然的に全メンバーが男性?となるのだが・・・どうだろうか?

 ちなみに【日本人】は1人も居ないが、10名の中に【紅一点】となる【女性】が2人、本名を隠して【男装】して参加しているらしいが誰と誰の事だかは現時点では解っていない。


 24代目の彼には他に何のエピソードも無いのかと言われるとあるので1つだけ紹介しよう。

 彼が意図的に【日本人】を【選抜メンバー】に起用しない理由。

 それは潜在的に【日本人】を恐れているからだ。

 彼は【24代目】に選ばれる前、こっそり【日本】を旅行した。

 そこで、とある事件に遭遇した。

 それは、小山ほどもある大きな【鎧武者】の亡霊に襲われるものだった。

 どこでだかは解らない。

 気付いたら宿泊していたホテルのベッドの上だった。

 だが、確かに彼は昨夜、どこかの心霊スポットに肝試しに行ったはずだった。

 日本の幽霊は怖くないと高をくくって舐めて居た。

 だが、それは彼にとってトラウマになるくらいの恐怖の体験となった。

 結局、その時の記憶では、小山ほどもある大きな【鎧武者】を退治したのは、着物を着たおかっぱ頭の謎の小さな少女だった。

 少女は、

『大丈夫だよ・・・助けてあげるよ、お兄ちゃん・・・』

 と言って、体格差が100倍以上はある【鎧武者】を驚くほどあっさりと退魔してみせた。

 彼の目には恐ろしい【鎧武者】よりもその小さな少女の方がより恐ろしく、また神々しく見えたと言う。

 その光景を目の当たりにして、【日本人】の少女を極端に恐れる様になった。

 その後、【24代目】として恐らく、その少女をも超える【巨大】な力を得たが、その時のトラウマはずっと彼の中で生きている。

 彼の中で【日本人】という存在は恐怖と憧れでもある様になったのだ。

 そのため、彼にとって【日本人】とは特別な存在であり、彼のために配下として戦わせる事は出来ない。

 そして、自分が【覇王】となるためには【日本人】を倒さなくてはならないと思うようになっていた。

 そのため、彼のチームには【日本人】が1人も居ないのである。

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