表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/68

大好きなお兄様に溺愛されています。2





「えっ?今なんとおっしゃいました?」


いつもの様に先に横になっている2番目のお兄様、ライラックお兄様のベッドに潜り込み、お話をしていたらお兄様がとんでもない事を言った。


「明後日から、王宮に住う事になったんだ」と。


私は起き上がってベッドの上に座るとお兄様も向き合う様に座ってくれた。


「どうしてですか?王宮に仕えるのはまだ先なのではありませんか?ライルお兄様だってまだですのに。それに、お父様だってここから通ってらっしゃるわ」


私が勢いよく話し出したら、ライラックお兄様はキラキラした青い瞳が溢れそうなほど目を見開いた。


「リラ・・・」


私の名前を呼ぶとお兄様は困った様に微笑み、私の頭を撫でる。


「お兄様と離れたくありません!」


「リラには私が居なくとも、お父様やお母様やライルお兄様も居るから大丈夫だよ」


ゆっくりと諭す様に言われて私は頭を左右に振った。


「お父様もお母様もライルお兄様も大切です!でもライラックお兄様は私にとって特別なんです!だから離れたくありません!」


ライラックお兄様は撫でていた手をとめてそっと私の顔を覗きこんだ。




「私が・・・特別?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ