2/7
ヨクヨク、彼に聞いてみた…。
「いや、あの、ただ、俺が感銘を受けた漫画の、
『僕は、殺されることを望んでいない』が言いたかっただけなんだけど、
普通に生活をしていたら、まずもって、そんなシチューエーションないよね……( ̄▽ ̄;)」
「うん、ないと思う。
で、なんで君は、そんな今日は、キメテいるの?」
「野暮なこと聞くんじゃねーよ(*>д<)」
その時、風により、誰かの帽子が飛ばされているのを僕は、見た。
彼は、小走りで、それをキャッチした。
その帽子の持ち主と思われる人が、彼から、それを受け取り、笑顔で去っていった。