プロローグ
初めての小説でしかも見切り発車なので読みずらかったり意味わかんないといった文もあるかもしれませんしいつまで続くのかも分かりません。
ですが、温かく見守っていただければなと思います。
あとは異世界物理系転生者よ、もっと増えろ。
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コツコツとアスファルトで舗装された暗い夜道を僅かな街灯を頼りに一人寂しく歩いているのは私事、神々聖愛
です。
神々家といえば皆様お気付きでしょうがあの神々家です。
武術の名門、試合だろうが勝負だろうがただの喧嘩だろうが戦えば負け無しと言われた拳聖を祖とし、『最強』『最狂』『最凶』『最恐』
…まぁ、とにかく凄いらしいです。
それ故か、道場破りから暗殺まで本当に現代日本か?と疑いたくなるくらいには狙われます。
母が言うには私が狙われるのは別の理由もあるらしいですがよく分かりません。
そんな感じで常日頃から油断は許されず鍛練も怠らずと実家で修行する以外にもジムなんかにも通わされています。
今はその帰り道です。
娘一人を暗くなるまで外に出し迎えにも来てくれず父は私が可愛くないのだろうかと疑いたくなります。
…いえ、決して暗闇から白い手とか出てきたら怖いなぁなんて思ってはいませんよ?思っていませんからね?
スゥーハァー
ひとつ大きな深呼吸をして大きく歩きだします。
大きな道に出ますが人や車は多くありません、新しく道が出来た事と『出る』という噂も相まってか一気にここを使う方がいなくなってしまったのです。
いつも通っていますし、大丈夫です。
そう自分に言い聞かせ横断歩道の前だけを見て早く歩を進めます。半分ほど渡った辺りで向こうからチカチカと明かりが見えます、減ったとはいえ車が少しくらいはそりゃ来ますよね。
さっさと残りも渡ってしまおうと私は走りだします。
その時でした、物凄い音のクラクションが鳴らされます。
音の方を向くと車だと思ってたのはどうやらトラックのようです。
はい、物凄い勢いでこっちに突っ込んで来ます。
そんなことを考えてるとトラックはもう目前、走馬灯と言うんでしたっけ?生まれてからこれまでのことが次々と頭の中で流れていきます。そして、最後には家族の顔と出来れば可愛い弟が欲しかったななんて考えはじめます。
そんな現実逃避も2回目のクラクションが鳴らされ思考が現実に戻されます。
トラックに跳ねられる。
そう頭で理解するも体は動かず、目映い光にぎゅっと目を閉じる。しかし、いつまで経っても思っていた衝撃は来ずおそるおそる固く閉ていた目を開けます。
すると、そこには広がるばかりの草原に鼻水垂らしたイケメンがいました。