電源の入っていない画面に運命の彼がいる!
私はコンピューター関係の仕事をしている。
名前は 『中田 二美香』25歳独身彼氏ナシ。
真面目にコツコツ仕事だけをしてきたから、周りの友達が彼氏が出来たり
結婚してるのを後で知ることになり、かなり私だけ出遅れてしまったと思う...。
25歳にして、男女の飲み会デビューしたり、飲めないお酒も飲みながら
ステキな彼氏を夢見ていたのだけど......?
『現実はそんなに甘くなかった!』
私に寄って来るのは、、、『肉食男子やヒモ男』ばかりで、、、。
パッと見はいいけど、、、中身のない男ばかりで最悪だ!!!
【これじゃ、一生私は彼氏が出来ないじゃない!】とそんな風に思っていた。
▽
でもある日、パソコンの電源も入れていないのに、画面に若い男性が現れた!?
しかも、、、イケメンで爽やかな笑顔に、何より私のタイプだった!
『やあ! 元気かい? 二美香ちゃん!』
『何故、、、私の名前を知ってるの?』
『僕はなんだって! キミの事を知っているよ!』
『貴方は、、、誰なの?』
『僕は二美香ちゃんのボーイフレンドのサトシだよ! 忘れた?』
『えぇ!? 初めて会うよね、、、?』
『ううん、既に僕たちは会っているんだよ!』
『貴方は、パソコンの世界だけの人じゃないの...?』
『現実に存在しているよ! ただ、、、二美香ちゃんと僕が会う
までに、少し時間がかかるだけだ!』
『どれくらいかかるの...?』
『それは言えない! でも、必ず僕と二美香ちゃんは会う事になっ
てるから...!』
『ううん! サトシ君は、どんな女性がタイプなの?』
『そんなの、決まってるでしょ! 二美香ちゃんみたいな子だよ!』
『もぉ~嬉しい!!!』
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こうして、、、私とサトルはお互いの事を知るようになり惹かれ合う仲になる!
3か月もすれば、、、私は彼を【サトル】と呼び、サトルは私を【二美香】と
呼び合う仲になっていた。
『本当の恋人同士みたいな関係に、、、。』
サトルと私が会う時は、サトルが電源の入れていないパソコンの画面に出てくる。
しかも、私が料理を1人分用意して、その写真を撮りパソコンに送ると、、、?
なんと! サトルの方に私の作った料理が届くのだ!
私の作った料理を美味しそうに食べてくれるサトル。
『二美香の作ってくれた料理美味しいよ~』
『そう? 嬉しいわ!』
『また、作ってね!』
『うん、いいよ!』
そんな二人の幸せな時間が流れている。
私からであれば、プレゼントでもいろんなモノを送る事が出来る。
サトルは嬉しそうに何でも私が送るモノなら受け取ってくれた。
【本当にサトルは優しい。】
▽
実は、、、サトルとのこういう関係は2年続いた!
その間は、誰にも言えず、、、。
...私はもう、飲み会にも行かなくなっていた!
私を誘ってくれていた友達や会社の同僚は、もう私が彼氏がほしいと思わなく
なって諦めたと思っていたに違いない!!!
...そして遂に実在する彼と偶然、街で出逢う日がやって来た!
でもサトルは私とすれ違っても、私を覚えていないみたいだった...。
ただただ、私とサトルはすれ違っただけだった...。
本当に、私たち上手くいくのかな、、、?
本物のサトルと会う1か月前には、パソコンの中のサトルとも出会えなく
なっていたし! 私、どうしたらいいんだろう、、、?
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でも1週間後、、、。
私とサトルは、付き合う事になった。
あぁ、やっぱり運命は裏切らないんだと思った!
偶然が偶然を呼ぶかのように、、、。
私たちはまた、出逢った。
しかも、、、夜の噴水広場の前で私とサトルが出逢う。
『あ.あのう? 突然すみません、、、何処かで、僕と会った事ありますか?』
『あぁ、、えぇ、あります。 以前、少しだけ会ったと言うか? すれ違った
と言うか、、、?』
『いや、そうじゃなくて、、、以前から知っているような、、、?』
『私もそう思いました...。』
...お互いそう言うとクスクスと笑い合った。
▽
そして、私とサトルは1年付き合ってその後、、、結婚した。
嘘みたいな本当のお話ってこう言う事なんだろうな、、、?
『ひょんなことから、、、私は幸せになれたんだと思う。』
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