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電源の入っていない画面に運命の彼がいる!

作者: 七瀬
掲載日:2018/06/12



私はコンピューター関係の仕事をしている。

名前は 『中田 二美香にみか』25歳独身彼氏ナシ。


真面目にコツコツ仕事だけをしてきたから、周りの友達が彼氏が出来たり

結婚してるのを後で知ることになり、かなり私だけ出遅れてしまったと思う...。


25歳にして、男女の飲み会デビューしたり、飲めないお酒も飲みながら

ステキな彼氏を夢見ていたのだけど......?


『現実はそんなに甘くなかった!』


私に寄って来るのは、、、『肉食男子やヒモ男』ばかりで、、、。

パッと見はいいけど、、、中身のない男ばかりで最悪だ!!!


【これじゃ、一生私は彼氏が出来ないじゃない!】とそんな風に思っていた。



でもある日、パソコンの電源も入れていないのに、画面に若い男性が現れた!?

しかも、、、イケメンで爽やかな笑顔に、何より私のタイプだった!



『やあ! 元気かい? 二美香にみかちゃん!』

『何故、、、私の名前を知ってるの?』

『僕はなんだって! キミの事を知っているよ!』

『貴方は、、、誰なの?』

『僕は二美香にみかちゃんのボーイフレンドのサトシだよ! 忘れた?』

『えぇ!? 初めて会うよね、、、?』

『ううん、既に僕たちは会っているんだよ!』

『貴方は、パソコンの世界だけの人じゃないの...?』

『現実に存在しているよ! ただ、、、二美香にみかちゃんと僕が会う

までに、少し時間がかかるだけだ!』

『どれくらいかかるの...?』

『それは言えない! でも、必ず僕と二美香にみかちゃんは会う事になっ

てるから...!』

『ううん! サトシ君は、どんな女性がタイプなの?』

『そんなの、決まってるでしょ! 二美香にみかちゃんみたいな子だよ!』

『もぉ~嬉しい!!!』



こうして、、、私とサトルはお互いの事を知るようになり惹かれ合う仲になる!

3か月もすれば、、、私は彼を【サトル】と呼び、サトルは私を【二美香】と

呼び合う仲になっていた。


『本当の恋人同士みたいな関係に、、、。』



サトルと私が会う時は、サトルが電源の入れていないパソコンの画面に出てくる。

しかも、私が料理を1人分用意して、その写真を撮りパソコンに送ると、、、?

なんと! サトルの方に私の作った料理が届くのだ!



私の作った料理を美味しそうに食べてくれるサトル。


『二美香の作ってくれた料理美味しいよ~』

『そう? 嬉しいわ!』

『また、作ってね!』

『うん、いいよ!』


そんな二人の幸せな時間が流れている。



私からであれば、プレゼントでもいろんなモノを送る事が出来る。

サトルは嬉しそうに何でも私が送るモノなら受け取ってくれた。


【本当にサトルは優しい。】




実は、、、サトルとのこういう関係は2年続いた!

その間は、誰にも言えず、、、。

...私はもう、飲み会にも行かなくなっていた!


私を誘ってくれていた友達や会社の同僚は、もう私が彼氏がほしいと思わなく

なって諦めたと思っていたに違いない!!!






...そして遂に実在するサトルと偶然、街で出逢う日がやって来た!

でもサトルは私とすれ違っても、私を覚えていないみたいだった...。



ただただ、私とサトルはすれ違っただけだった...。

本当に、私たち上手くいくのかな、、、?



本物のサトルと会う1か月前には、パソコンの中のサトルとも出会えなく

なっていたし! 私、どうしたらいいんだろう、、、?




でも1週間後、、、。


私とサトルは、付き合う事になった。

あぁ、やっぱり運命は裏切らないんだと思った!



偶然が偶然を呼ぶかのように、、、。

私たちはまた、出逢った。


しかも、、、夜の噴水広場の前で私とサトルが出逢う。


『あ.あのう? 突然すみません、、、何処かで、僕と会った事ありますか?』

『あぁ、、えぇ、あります。 以前、少しだけ会ったと言うか? すれ違った

と言うか、、、?』

『いや、そうじゃなくて、、、以前から知っているような、、、?』

『私もそう思いました...。』


...お互いそう言うとクスクスと笑い合った。




そして、私とサトルは1年付き合ってその後、、、結婚した。

嘘みたいな本当のお話ってこう言う事なんだろうな、、、?


『ひょんなことから、、、私は幸せになれたんだと思う。』





最後までお読みいただきありがとうございます。

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