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28 貿易都市建設3

新都市は順調に進んでいた。

建築家の助言を受けながらだが比較的簡単な作業であった。


この世界では上下水道の必要はない。上水道は魔術や魔石の魔道具で代用しているため機構自体が不要なのだ。井戸ぐらいは必要かと思ったが井戸と言うものがそもそも無かった。

これは下水やトイレにゴミ処理に共通するが土に埋めてしまえばすぐに土に戻ってしまうためだ。

そのため各家毎に庭がありそこに穴を掘ったり埋めたりするだけでなのだそうだ。逆に地下室や井戸などは石や金属できちんと加工しなければならないとの事である。


草を焼き、魔車で表面を一旦剥いで、平坦にならししてから、杵のような道具で地面を叩き固めるだけだった。



30台に増やした魔車を活用して木材や石材を昼間に運び、夜にはスケルトンによる工事を行った。

街道を囲むように壁も作り、街道は石畳にした。


城壁は穴を掘り丸太を埋めて造った。地上部分に3メートルありそれなりだろう。さらに丸太の上に土といくつかの植物を混ぜた漆喰とコンクリートの間のような素材を何回も塗り固めた。これだけで強度は数段あがるし耐火性もあるようだ。


通常は家屋の建材だそうが大量の労働力にものを言わせて城壁に転用した。

石畳はかなりの時間を費やしたが町の大通りはすべて埋設する事ができた。


あっという間に一月が経過していたがやっと町らしくなり区画も分けたので販売を開始した。


市場も半月程前から仮説の倉庫をいくつか使い開始されておりかなりの盛況ぶりだった。

今後の為に町の大森林と反対側には広大な農園も作った。大森林でモンスターの死骸を埋没処理しているのだがそこの土がかなり上質な肥料のような物になるようで町の消費分を賄うためと想定していたが輸出分も作れそうらしい。農民の奴隷に出来高払いで働かせようとしているのだがその辺の農家より裕福な生活が出来そうだと張り切ってくれている。


町長になったが実務は部下に大半を任せる事になった。奴隷の商人の部下3人を市場担当、行政担当、銀行担当と大きくわけた。


市場担当はアース商会の商品だけではなく様々な取引や市場の管理までを担当させた。

行政担当は不動産の売買、町の維持、徴税や治安維持を担当させた。ここは領主から派遣された役人と共同で行う作業も多い。戸籍の管理や現代の管理方法を色々とやらせる。

銀行担当はアース商会の有り余る資金と不動産の売却代金を貸し出し幅広い資産運用をさせる。手元資金がなくても様々な者達が進出しやすいようになるだろう。今までは無かったシステムらしいが土地を担保にすれば少ない資金でこの町に出店出来る。金の管理には裏番で会計スケルトンを使うのでミスも不正もないどろう。


なんとか1ヶ月少々で準備できたが町として機能するのはまだ数年はかかるだろう。現在は建築家が参加して区分けされた土地に正式な市場や倉庫、役場などの建設を始めようとしている。

土地は半分以上が予約されており完売はすぐだろう。商業区、居住区、工業区など住み分けしてしている。歓楽街も作る予定だ。


大量の奴隷を使役しているのでまずは住宅から整備されるだろう。楽しみでしょうが無いがのんびり成り行きに任せる事にした。


「ペルセ様あっという間に立派な町になりましたね。今は更地ですが銀行?でしたか。あのシステムがあればすぐに町になりますよ。」


「ハンズ、治安は最高水準で頼むぞ」


「はい。みかじめ料でなくて税関で正式に取ってますからね。固定資産税でしたか?それにしてもギャングが正義の名の下に治安維持する事になるとは…皮肉なものですね。新たな警察?は特に意識が高くて戦闘力の有るものを集めましたので。私は遠慮させて貰いましたが。」


「好き好んで悪事を働く者は少ないからな。ただ、俺も正義の味方では無いがな。」


「ペルセ様は英雄のようになってますけどね。」


「困ったものだよ、まったく。それに今日はひさしぶりに領主の所に行かなければならないんだよ。町の報告もそうだが別にまた何か有るような気がするんだよ。これからは基本的におまえ達に任せるからしっかり稼いでくれよ。武器と防具はかなり揃ったがどんどん増やせ。道具も魔道具もな。」


「戦争ですか…。了解しました。例の商会はどうします?」


「今まで通りだが可能な限りふっかけてやれ」


「分かりました」


町の建設風景を見ながら話をしていたが箱魔車に乗り、領都に向かいう。


鬼兵旅団はこの一月で全てのスケルトンがスケルトンウォーリアに進化しており工事の進捗が早かったのもこの影響だろう。

武装は整い半数は革鎧を装備するまでになった。全部で1300体程が活動して大量の素材を産出している。


「もうこれだけで大商人の大金持ちだからのんびり暮らしたいな。領主は何の用件だろう?面倒だな。」


どうしても安定した生活があるとそれ以上の労働意欲が沸かないからぼやきもでる。

大方の想像は出来る、戦争だろう。あまり旗色が良くないらしい。明らかに敵国に通じるであろう商会がハロルゼで買い付けを希望したきたが資金は潤沢だった。数量や品は限定させているが3割り増しで販売している。


戦争とは物量だ。物量は資金だ。


敵が有利だと言う商人達の情報は確かであろう。さすがに正面切って敵国に与する者はいないだろうが高く買ってくれる相手に売るのが商人だ。


「戦争に参加となったらどう断ろう…。参加してメリットなんてあまりないしな。ゴーストが増やせるくらいか。褒美貰わなくても金は有るしな。むしろ使い方が分からん。世界の大富豪が寄付するのが理解できたわ。」


色々と考えていると領主の屋敷に着いていた。魔車を降りて領主と面会する。


部屋に入ってきた領主は巨乳エルフを3人と兎獣人を5人を引き連れていた。




忘れてた褒美



キター(・∀・)



めちゃ美人ばかり



領主選べませんよ~



全員欲しい~


もう本命2人に性奴隷5人いるけど…これは別腹だわ。


「領主様ご無沙汰しております。ペルセ・アース参上いたしました。」


冷静になれオレ!


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