03―出会い2―
十分早いけど見直しも終わったので次話投稿。すでに読んでくれた人もいるみたいで結構うれしいです(*´▽`*)
5人全員揃いました。
眼下に草原を見下ろしながら五人の男女が円陣を組んで話し合っていた。
自己紹介も済ませ現状確認に入ったのだが…
エルフの貧n(ry…失礼、スレンダーな女性―サラ―が発言した。
「で、結局皆なにがしかの扉を開けたら坑道?っぽいところに出たと。進んでみたらここまで来たわけね。全員FWのプレイヤーって所に何かありそうねぇ…」
金髪金目の王子―アル―が発言した。
「すごく気になるんですけどここ現実なんですかね?それともFW?」
虎の獣人の女のk(ry…失礼、妙齢の女性―ハル―が手を挙げて発言した。
「さっき出てきたときに驚いて壁を殴ってみたら痛みを感じたからリアルの方だと思うにゃ」
「さっき採掘しとった時に出た石で手を切ってみたら血が流れたから、現実だという方に俺も一票だな。」
「血?おっさん今はそれ止まってんの?HPは?」
「止まってるぞ。HPか?『ステータス』…最大値だな。血も止まってるし自然治癒したんじゃないか?」
「あーそっかメニュー見ればいいのか。『メニュー』『地図作成』…あり、マップが浮かばないにゃ」
「ハル、何したの?後その猫語ロール何?」
「サラは知らないのかにゃ?『地図作成術』って言って特殊NPCからゲットできる自動マッピングスキルにゃ。要はオートで地図を出してくれると思えばいいのにゃ。そんでこのロールはゲームの時の癖が板についてしまったからこのまま続けようかなーって思ったのにゃ」
「え、何それ普通にNPCでゲットできるの?俺『図書館』スキルの関係で迷路で延々マッピングさせられる悪夢見ながら強制取得したんだけど…」
「ガオーとかガルルじゃないの?いつごろ取得条件掲示板に載ったの?てかあんた『図書館』スキル持ちだったのね…。あれ相当マゾな仕様じゃなかったっけ」
「女の子にガオーやガルルは似合わないのにゃ!15歳でガルルとか怖いのにゃ!あとスキルはギルド入ってすぐの迷宮案内人がガイドの途中で教えてくれるのにゃ!」
「マゾな仕様は俺もわかってるんだけどな…というか俺が発見者」
「あんた15!?…見かけどおりだった…のかしら?案内人の説明なんて聞き飛ばしてたわよ。」
「リョウ君は『図書館』の発見者だったのかい!?良く知らないけど噂では相当厳しいみたいだね?」
「厳しいなんてもんじゃねーぞ王子。確か王立図書館の万を超える本の半数以上を読みぬき、更にそれらを読み直してようやく発現するやつだぞ。発見当初は初めての『特殊スキル』で掲示板も炎上したんだが10分でお通夜状態になった。…小僧お前絶対花街には行くんじゃねーぞ。」
「よく言われますが僕王子じゃないんですが…。アルです。というかここから草原見晴らして道の欠片すら見えない状態で花街とか楽観視しすぎじゃありません?食糧とかきついと思うんですけど。」
「あー食料か…。というか確認したいんだけどその前にこの五人でパーティ組んで町を探すって感じなのか?」
「まーそれでいいんじゃない?結構仲良くやっていけそうだし。リーダーにおっさんをあたしは提案するけど。」
「俺はローって名前なんだが…。」
「俺にはおっさんにしか見えねぇ!サラさんの案に賛成~」
「僕もサラさんに同じくですね。」
「うちもにゃ。」
「はぁ…あーでも確かにリアル年齢が最年長っぽい俺がやるべきか。リーダーとしての命令だ小僧ちょっとここに来い。おっさんって言った罰として尻たたいてやる。」
「やだー。」
「てめーなぁ…「そういえばローさんの年齢っていくつなんですか?」「38だってさ」おい小僧!」
「まーいーじゃん。別に問題ないっしょ?ていうかフレ登録して知ったけどおっさんの年齢18になってんぞ?」
「お?うーん…何でだ?」
「僕ラノベとかよく読むんですけどたまに異世界転移するときに主人公の年齢が最盛期の18才になってることがありますよ?僕も今確認したら18でした。」
「6才若返ったけどこの体型に変化がないのは喜ばしいことなのかしら…」
この時リョウとアルとローは急にこの話題から離れたくなった―
「うちは3才増えてるのにゃ!…比較対象が分からないけどある程度は成長しているっぽいのにゃ!」
そして男共はハルの死を覚悟した―
「あら成長しているの?良かったわね」
無事に済んだハルを見てローは無邪気な子供の強さを思い知ったのであった―
「あれ?」
「おう、アルどうした?」
「いえ、さっきまでは掲示板も鎖状態だったんですけど復活したみたいですねぇ。とりあえず立ててみます。」
実は異世界なのにも関わらず掲示板が使えます(笑)理由はこの5人の中の誰かが結構関係してますが…おいおい載せる予定(笑)
掲示板は文字数が多いので分けるかも?とりあえず九時予約投稿。