02―出会い―
予約投稿してみました。八時半と言っときながらフライングの八時です(笑)
中途半端な時間は無理なんですね(笑)初めて知りました。
「いやマジどうすんのコレ扉開いたら洞穴?っぽいところとかやめてホラー」
リョウは混乱の真っ最中…
「とりあえず色々調べてみるか」
じゃなかった。現状確認は大事だがそれでいいのか?
「いやだってどーしようもねーしなー。とりあえず『メニュー』」
誰に言い訳しているのだろうか。
青いブルーの半透明のスクリーンが立ち上がった。スクリーンには『ステータス』『フレンドリスト』『アイテムボックス』『掲示板』『ヘルプ』『ログアウト』『その他』と分かれて表示されている。
「ログアウトに鎖が掛かってんのは当然だけど…掲示板もか?つかフレンドリスト初期化かよ…!リアフレとの唯一の連絡手段が…!
今度こそ国を本気で訴えるか?勝訴は確実だしなぁ…スクショ撮っとこ。」
――カシャッ
「うーしステータスに異常は無さそうだし、進んでみっか。」
リョウは前に光が見えることもあり走って進んだ。
先の光は少しずつ明るくなり、出口と思わしき所をワクワクしてくぐると…
左側に自分が出てきたような穴がいくつかある行き止まりの明るい広間、右側は大きく開けた草原が眼下に広がっていた――
「えーととりあえずすっげー眺め良いなココ」
それは否定しないが一言目がそれでいいのだろうか。
とその時リョウの出てきた反対側の穴から―
「お?ここはどこだ?」
ガチムチのドワーフのおっさんが出てきた。
「「…おっさん(お前)誰?」」
「あー、俺の名前はリョウっていう。ファンタジー・ワールドってゲームで遊んでたら何かこんなところに飛ばされちまった」
「お?おめーもFWのゲーマーか?俺はローって言う名前だ。リアルでは38才のしがないおっさんだ。見ての通りドワーフの鍛冶職人なんだが…鍛冶場から休憩がてら出てきたら坑道?みてーなとこに出たもんだから採掘しながらここまで来た。」
「自由だなおっさん…俺は宿を出たと思ったら…後はおっさんと同じってとこか。採掘はしてねーけどな。ピッケル持ってねーし。つか何か取れた?」
「さっきまで遊びで純ミスリルのピッケル作ってたからな。使えるかどうかの実証実験も込みでやってた。成果については…まぁ鍛冶師にとっては何も旨いところはねーな。石や岩しか出てこんかった。」
初対面で仲良く対話するとか非常に息があっている二人である。
「岩っつーと…あれか、ゴーレム系には適合しそうか?」
「うんにゃ、結構もろいから無駄だろうよ。」
ミスリルと言えば魔力を通さなければかなり柔らかい金属であり、それなりに高価なのだが…そこらへんの話が出ないあたりまさかこいつら同類か。
とその時奥の3つの穴から―
「「ここどこ(にゃ)?」」
王子っぽい男とエルフの女と…何か猫っぽい女の子が現れた。
「「知らん」」
やっぱこいつら同類である。
おっさん来ました。
まだまだストックあるんですが作者としてはこの人が結構好きです(笑)
次は八時半投稿予定。