第二章・第6話
仲間、参戦
砂漠地帯の外れ。
崩れかけた橋の前で、
Rたちは足を止めていた。
「……この先、街だな」
カイが、地図を見ながら言う。
クロウは、周囲を見渡す。
「……気配が、騒がしい」
その時――
「Rーーー!!」
聞き覚えのある声が、
橋の向こうから響いた。
Rは、はっと顔を上げる。
「……ユナ?」
次の瞬間――
小柄な影が、全力で走ってきて、
Rに飛びついた。
「……もう! どれだけ心配したと思ってるの!」
Rは、慌てる。
「……ユナ……なんで……」
ユナは、Rを見上げる。
「……じっとしてられなかった」
その後ろから――
「……ま、俺も同じ」
低い声。
黒髪の青年が、
橋の影から出てきた。
冷静そうな目。
だが、どこか熱を秘めている。
「……ジン」
Rは、驚く。
「……来たのか……」
ジンは、頷いた。
「……街が、危ない」
クロウが、静かに言う。
「……君たちは……」
ユナは、真っ直ぐ答えた。
「……Rを、取り戻しに来ました」
Rの胸が、熱くなる。
ジンが、腕を組む。
「……それに」
「……エクリプスが、俺の家族を奪った」
空気が、変わった。
カイが、歯を食いしばる。
「……そうか」
クロウは、二人を見る。
「……覚悟はあるか」
ユナとジンは、同時に頷いた。
「……ある」
クロウは、少しだけ目を細めた。
「……なら、来い」
こうして――
R、ユナ、カイ、ジン。
四人が、並んで立った。
クロウは、その前を歩く。
影が、夕日に伸びる。
――仲間が、そろった。
ここから先は、
もう一人じゃない。




