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夏のトレーニング


 昨晩は夜遅かったし、合宿の疲れを取るために、今日は休憩日とした。朝寝坊しても良いと思ったけど、習慣で早朝に目覚めてしまった。部屋は弱めの冷房が効いている。乗鞍は涼しかったが下界は連日の猛暑で冷房なしに過ごすのはつらい、

 それにしても、乗鞍は涼しかったし、景色は最高だったし、レジェンドの指導はためになったし、トレーニングとはいえ模擬戦は楽しかった。いつか乗鞍の大会に出てみたいと思った。いつまでも寝ているのも何だし、起きて溜まったアニメでも見るか、

「にいちゃん、起きるの?」

「うん、そろそろ」

「合宿ではくっつくけなかったし、もう少し充電させてよ」

「おい?服ぐらい着れよ」

「暑いし、ほら大丈夫、パンツ履いてるし、にいちゃんはTシャツは着てるけど、なんでノーパンなの」

「これはだな、三郎先生が寝るときは履かない方が血行が良くなって、早く回復するよって、教えてくれたからだよ」

「ふーん、そうなんだ。あっ!本当だ回復したみたいだね」


 外は暑くて家から出たくないので、アニメを見て、昼食を食べた後は自転車の整備をした。ゆかりはいつの間にか出かけていて、帰って来たのは夕方だった。


 翌朝は一日休憩したので体力は完全に回復した。というか、登りたいと言う欲求で我慢出来ない感じだ。夜明け前に家を出て赤城山を登る。畜産試験場あたりで日が登り始めて、急に暑さを感じ始める。料金所後を過ぎると木陰が多くなるので走りやすい、暑いけど気持ちいい、

 乗鞍は変化が多くて、それに対応するために落ち着くことが出来なかったけど、赤城は慣れいるのもあるけど気楽に登れる。それでも乗鞍で教わった事を参考に少しでも無駄なパワーを使わないように一定パワーで登れるように注意して登る。この点、赤城は前半はカーブが少ないのでサイコンを確認し易い、ただやっぱり九十九折り区間ではペースが保てない、パワーログで谷がでないように、谷を埋めるように意識して登った。

 暑かった割にはタイム的にはまあまあだった。足はまだ残っている感があったので、大沼を一周して姫百合駐車場まで降りて、おかわりをすることにした。


 姫百合駐車まで降りたら、ゆかりと凛が登って来るのが見えた。俺は声をかけて一緒に登る事にした。凛は大分速くなってきている。しかし、それに必死に付いていくゆかりも凄い、元々スポーツ万能だし、中学の時は陸上部だったので、心肺能力は高い、自転車用の筋肉が付いて来たのだろう。それに身体が軽いのでそのうちに凛を抜いてしまうかもしれない、俺も頑張らないと、でも、何のために頑張るのだろう?頑張っても入賞するのは現状のレベルでは無理だろう、でも今年は無理でも続ければもっと速くなれるはずだ。テンポ走レベルで二人の後を走った。


 下山途中、天候が崩れてきた。そう言えば台風が近づいているので天気が不安定だと天気予報で言っていた。日中は雨か降らない予報だったので大丈夫だと思っていたのに鳥居を過ぎたところでポツポツと雨が降ってきた。今後の天気を確認する為に凛のアパートによる事にした。

「うーん、台風のスピードが速くなって、これから更に雨が強くなるみたいだ」

「にいちゃん、どうしよう、わたし、雨具持ってこなかったよ」

「まあ、夏だしずぶ濡れになったって30分ぐらいなら」

「でも、風も強くなって来ましたし、もし、無理しても帰らなけれはならない用事がなかったら泊まってはどうかしら」

「うーん、俺は特に用事はないけど」

「わたしも」

「では、決まりですわ、ますはシャワーをどうぞ」

「俺は後でいいから」

「では、ゆかりさん、わたくしとご一緒出来るかしら」


 二人がシャワーを浴びている間に俺は家に連絡して、親の了解を得た。

 シャワーを浴びて、楽しそうに戻ってきた。ゆかりは凛の下着とTシャツを借りてたようだ。俺は凛のアパートに着替えを置いてあるので、着替えの入ったバッグを持って浴室に行って、シャワーを浴びた。


 シャワー浴びて戻ると二人はエプロン姿で昼食の準備をしていた。

「どう、にいちゃん、可愛いでしょ」

「うーん、可愛いけど、それって、裸エプロン?」

「フッ、違うよ。ほらパンツ履いてるし」

「うーん、凛、どうなの?」

「どうって、やっぱりパンティはいらなかったかしら」

「いや、まあ、いいか」


 それから食事を食べて、三人で昼寝をした。凛のアパートのベッドは広くてギリ三人並んで寝ることが可能だ。俺は端に寝て、隣りはゆかりだ。疲れているし、食後は性欲が湧かないのでそんな気持ちは湧かない、

「にいちゃん、乗鞍、キツかったけど楽しかったね」

「そうだな、三郎先生たちと登れたのは勉強になったし」

「そうですわね、あなたと一緒に温泉に入れて、良かったし」

「うん、月が綺麗だった」

「先生もでしょ」

「暗かったしチラッとしか見てないよ」


 そんな話しをして、だんだん眠くなってきた、外は風が強くなり、時折り雨が窓にうちつかれる音がした。


 隣りでゴソゴソしている気配で目が覚めた。ゆかりと凛が抱き合って、時々キスもしている?これは夢?そう言えばパジャマパーティーの時も戯れあってたし、でも、だんだんエスカレートしている感だ。俺は薄目で二人を観察した。どちらかと言えば、ゆかりが攻めで凛が受け止めている感でなんか気持ち良さそうだ。しばらくして、凛が俺の視線に気がついて、

「お目覚めでしょうか?」

「あっ、にいちゃん、復活したみたいだね」

「では、ご一緒にしましょう」

 という事で俺も参戦することになった。


 それから、また、コスプレ撮影会で俺は二人の写真を撮りなから凛にカメラの使い方を教えてもらった。凛はこれをSNSとかには上げたりしないで、イラストや漫画の参考にするそうだ。その言えば凛の作品はガールズラブが多いし、所属サークルのカテゴリーもそれだ。


 それから風呂に交代で入って、夕食になった。凛の料理も美味かったけど、ゆかりの炒飯も凛のキッチンではお店の火力が出ないので少し落ちるけど美味しかった。食事をしながら、

「ゆかりさんは料理が上手ですわね」

「まあ、ラーメン屋の娘だし」

「そう言えばあなたの料理を食べた事あったかしら?」

「俺も出来ないことはないけど、ラーメンは仕込みに時間が掛かるし、今度、餃子ぐらいならご馳走するよ」

「それは楽しみですわね、話しは変わりますけど、ゆかりさんはアッチの方も上手ですわ、あなたが教えたのかしら」

「そんな事ないよ、ゆかりは勝手に触ると起こるし」

「にいちゃんは、エッチだからコントロールしないと」

「うふふ、だから自分からは来ないのね、だけど。あなたがしたくない時はどうしてるのかしら?」

「大丈夫だよ、にいちゃんはわかりやすいから」

 そう言えば俺から手を出さないのは、中学の時の失敗からだった。


 そして、食後は少しアニメを見てから寝る前に二回戦をした。今日は赤城も登ったし、二人相手に二回戦は体力的に限界を感た。明日は休憩日かな。


 そして、翌朝は体力も天気も回復したけど、二人はそんな感じではなかったので、軽いスキンシップのみで、朝食を食べて、ゆかりと二人で家に帰った。家に帰ると「兄妹二人して、朝帰りなんて、仲がいいな」と親父に笑われた。なんか両親はツヤツヤでスッキリした感じだった。そう言えば今日は定休日だった。二人がイチャイチャしてるので、ゆっくりしたいところだけど、邪魔しないように出かける事にした。ゆかりが「唯ちゃんが暇だったら遊びに来てねって」と言っていたのを思い出して連絡したら「嬉しいです。お菓子用して待ってます」と返事があったので唯の家に行くことにした。ゆかりも誘ったけど、友達とプールに行くそうだ。


 午前中とはいえ、強い日差しのなかを歩いて唯の家にいった。唯は嬉しそうに出迎えてくれて、玄関から中に入ってドアが閉まったと同時に抱きついてきたので、優しく抱いて挨拶程度のキスをした。

「いつものように、お母さんは遅くまで帰って来ないから、ゆっくりしていってくださいね」

「うん、お言葉に甘えてお邪魔するよ」


 というわけで、パジャマパーティーでは初めてだったけどゆっくりと夕方まで唯と一緒に楽しんだ。

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