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パジャマパーティー

 イベントが終わって、ひと段落、月曜日はトレーニングはしないでのんびりしていた。休みに入ってからゆかりは友達と遊んでいるか、店の手伝いで昼間は家に居ないことが多い。風呂には一緒に入る事が多いけど、夜は暑いと言って自分の部屋に戻る事が多くなっている。まあ、それなりにスキンシップはするけど。

 凛はもう少しで夏のイベントの準備が終わるそうだ。原型師さんはしばらく休んで英気を養うのだそうだ。

 唯は、まだおばあちゃんの所から帰ってきてないけど、もう少しで帰ってくるそうだ。

 俺も店の手伝いはするけど夏場は少しお客さんが減るので忙しくはない。


 スマホのSNSで「八月になったら、みんなでパジャマパーティーしない?」と言う提案があった。「俺は男だけど、いいの」と確認したら、他の全員が「OK」と返信してきた。ちなみにそのSNSはゆかりが立ち上げて、メンバーは凛と唯、ゆかりと俺の四人だ。


 火曜日からトレーニングを開始した。土曜日から二日間の休憩をしたので体力は満タンだ。なので気合いを入れて登った。暑さのせいか、ベストタイムでは無かったがまずまずだった。


 水曜日は久しぶりにゆかりと赤城を登った。ゆかりも難なく赤城を登れる様になってきた。家に帰って一緒にシャワーを浴びて、アニメを見て過ごした。

 ゆかりの話しでは唯は明日帰ってくるそうで、パジャマパーティーは金曜日にすることになった。そう言えば明日から八月か


 木曜日は結城に誘われて、赤城を登った。約5分で先頭を入れ替えて登り、一杯清水からはバトルと言う感じにした。

 ペースを落としたおかげか、結城は体力を温存していてゴール前のスプリトで後ろから抜かれてしまった。結城は絶対的なパワーは俺より高いのでスプリトでは勝てない、結城に負けないようにするには先に体力を消耗させて、ゴール前でちぎっておく必要があるだろう。まあ、今日はベストタイムではなかったし、結城に勝ちたい訳でもないし、いいんだけど、少し悔しかった。でも、結城との差が縮まっているので、本当に負けないように頑張らないと思った。


 そして金曜日、昨日は結城に負けたのが悔しくて、ベストタイムを狙ってアタックしたが、途中だれてしまって、ペースダウン、流石に毎日、赤城で疲労が溜まってしまったのだろう。

 パジャマパーティーは凛のアパートでやる予定なので、家に帰るのも面倒くさいので、赤城を下って凛のアパートに行く事にした。


 凛のアパートに着くと凛が部屋の掃除をしているところだった。凛は珍しくデニムの短パンに白いTシャツ姿だった。しまったお尻が綺麗だ。

 さて、シャワーを浴びて、アミノサプリと水を飲んでいると、

「お疲れでしょうか?」

「うん、毎日赤城だったからな」

「頑張りすぎですわ、今晩は頑張ってもらわないといけませんし、お昼までまだ少しありますから、少し横になって回復してください」

「ありがとう、少し休ませてもらうよ」

「わたくしはまだすることがありますので寝室を使ってください」


 俺は凛のベッドで横になった。エアコンが適度に効いているし、凛のベッドはなんだか優しい良い香りがして、すぐに寝てしまった。


 なんか気配を感じて目を覚ました。目の前には凛の胸があった。

「おはようございます。あなた、お昼の支度が出来ましたわ」

「うん、ありがとう」

俺が体を起こそとすると、凛は手で押さえて。

「ちょっとだけいいかしら?ずっと忙しかったですし、あなたも回復したみたいだし」

「これは寝起きだし、生理現象だから」

 凛が抱きついてきたので、少しだけ戯れた。せっかく回復したのに絞り取られた感じだ。まあ、お昼を食べたあとまたゆっくりして回復すればいいか。


 また少し汗をかいてしまったので、シャワーを浴びてから、昼食になった。夏らしく、素麺と笹身が沢山入ったサラダだった。食事が終わってゆっくりしているとドアチャイムがなった。ゆかりと唯だ。


 凛が出迎えて、リビングにやっきた。2人とも、夏らしい服装だった。ゆかりは花柄のタンクトップ、唯は日焼けを気にしているのか、長袖の白いシャツにミニスカート、しっかり足を出しているのが唯らしい。

「お兄さん、しばらくぶりです」

「まあ、十日ぐらいだけどな」

「えーずっと会いたかったんですよ」

「へへ、あっ!おばあちゃんはどうだった?」

「ええ、基本的には施設で暮らしていますが、わたしが行った時は体調が良くておばあちゃんの家に行った時は家に戻る事ができました。」

「そうかよかった」

 ゆかりは凛を挨拶のハグして、凛はテレていたが嬉しそうだ。そして、俺にも抱きついてきて、軽くキスしてきた。凛は少し呆れ顔で微笑んでいた。

「お兄さん、わたしもいいですか」

凛にアイコンタクトするとウィンクしたので大丈夫そうだ。俺は挨拶キスかなと思ったけど、唯はしっかり大人のキスをしてきた。俺は無意識に反応してしまって、唯を強く抱きしめてしまった。「うっ、ぷっ」と離れて我に返って、凛を見ると目を丸くして固まっている。そして、ゆかりはニタニタ笑っていた。


「あっそうだ!暑いからプール行こうよ」

「いいけど、俺、水着持ってないぞ」

「大丈夫、持っていたから」

「どうする?凛」

「わっ、わたくしは構いませんわ」

「先輩、びっくりさせて、ごめんなさい、我慢出来なくて」

「いいえ、唯さんとの関係は知ってますし、大丈夫ですわ。ではプールに行きましょうか」


凛はプールに行く事を知っていたようで、水着とか準備してあったので、すぐに出発した。外は日差しが強い、唯と凛は日焼けを気にして、日傘をさして、ゆかりは俺の腕に手を回して嬉しそうだ。

 プールは学校の隣りで歩いて10分ぐらいの市民プールだ。家族連れが多いが俺たちのような学生もいる。知り合いに会うとちょっと恥ずかしい。

 

 俺は先に着替えて、早速、軽く泳いだ。俺は小学生のときはスイミング教室に通っていた。

 上がったところに三人にが現れた。予想はしてたけど、早速、注目を集めていた。まあ、美少女だし、子連れのお父さんはポカンとしてみてるし、男子は目がギラギラ、そして女子からもため息がもれているような感じがした。

 そして、嬉しそうに俺のところにくると、俺には冷たい視線が集まっている気がして、炎天下なのに寒気を感じた。

「にいちゃん、唯ちゃん、すごいでしょ」

「グラビアアイドルみたいですわ」

「恥ずかしいけど、どうですか?」

「確かにすごい可愛いな」

「ふふ、頑張って良かったです」

 唯は小さめの白ビキニ、いや、小さめではなく、隠されている部分がたわわたのだ。ダイエット効果の証でお腹の皮が少しだけ弛んでいるのには気がつかないふりをしよう。

 凛は黒い質素な感じのワンピースでバランス的なスタイルでは唯にひけを取らないけど、唯といると少しだけ霞んでしまう。そして、ゆかりはスクール水着ですごく可愛い。

「へへ、にいちゃんとお揃いだね」

 そう、ゆかりが持ってきた俺の水着も学校指定のだった。


 女の子達はとりあえず水浴びしたいと言うので、楽しみそうにじゃれあっている女の子達をプールサイドで眺めてた。

 しばらくして、プールから上がってきて、プールサイドに上がって椅子に座った。

「やっぱり冷たくて気持ちいいよ」

「でも、日焼けが怖いです」

「あなた、日焼け止めを塗ってくださるかしら」

「お兄さん、わたしもお願いできますか?」

「にいちゃん、わたしはサンオイルね」

「了解」

俺は、まず凛の背中から日焼け止めをぬる。ワンピースだけど背中が大きく開いている。ラブコメの主人公なら、ドキドキのシーンなのだろうけど、俺はもうこのくらいなら動揺しない。

 次は唯の背中だ。少し前はプニュプニュだったけどだいぶしまってきた。背中に日焼け止めを塗り終わると、仰向けになって、「前もお願い出来ますか」と言ってきた。少しだけ反応してしまう。

「唯ちゃん、前は自分で出来でしょ、次はわたしだよ」

 唯は不満そうにほっぺを膨らませている。可愛い、後で一杯触ってあげるからななと思った。

 そして、ゆかりの番だ。スク水なのであっと言う前に背中が終わってしまったのでサービスで太もも塗ってやった。

「くすぐったいよ、にいちゃん」

 役得なんだろけどなんとなく下僕感もある。しばし甲羅干しをして、熱った体をプールで冷やしてからプールからでて、凛のアパートに戻った。


 女の子たちは夕食とパーティーの準備で着替えると言う事だ。凛が

「着替えましょうか、こちらへどうぞ」

そういって、女子たちは寝室の方に行ってしまった。


 凛の事だから、コスプレだと思うけど、どんなコスプレなのか色々妄想してしまう。そんな妄想をしながらしばらく待っていると、予想通りコスプレした三人が寝室から出てきた。

 衣装はメイド服ようだが特定のキャラクターではなくオリジナルのようだ。

挿絵(By みてみん)

「にいちゃん、可愛いでしょ」

「ちょっとエッチじゃないか?」

「そうかしら、とっても可愛いと思いますますわ」

「まあ、可愛いのは認めるけど」

「ありがと、チュ」

「ほんと仲がいいですわね」

「お兄さん、恥ずかしいけど、わたしはどうですか」

「うん、可愛いよ」

「あ、ありがとうございます。でも、やっぱり少し恥ずかしいです」

確かに露出度が高い、ゆかりと凛もその点は同じくらいだけど、ボリューム的に平静を装うのが大変だ。

「ほら、凛なんかティーバックが見えてるし」

「そっそうですか?」

「そうだよ、唯ちゃん、今更、はずかしがらなきても」

「た、確かに今更ですよね、でも」

唯は少し納得が行かなそうだけど、ゆかりはノリノリだ。そして、キッチンで準備を始めた。ワイワイと楽しそうだ。俺は邪魔しないようにソファーに座ってスマホをいじっていたが、だんだん眠くなってきた。


 唇に柔らかい感触を感じたので目が覚めた。

「ご主人様、夕食の準備が出来ましたわ」

 テーブルには、ご馳走が並べられていた。夕方だけど夏なのでまだ明るかった。

「夕食には早くないか」

「そうでわね、ですけれど、夜はゆっくり過ごしたいでしょう」

確かに、お風呂は交代で入ることになるだろうし、俺は夜更かしは得意ではないし、良いのかもしれない。

 

 女の子達は仲良く会話しているし、楽しい夕食だった。ただ、かわエロいコスプレはちょっと落ち着かなかった。食べ終わり、お茶を飲んでいる頃には外は暗くなっていた。

 お茶の後、片付けが終わり、


「せっかくコスプレしているので、お風呂に入る前に撮影会を始めましょう。あなたも手伝ってくださるかしら」

「わかった」


 俺は凛からカメラを手渡され、撮影会が始まった。凛がポーズや構図を指導して俺が写真をとる。始めのうちはまともな感じだったが、ゆかりと凛が悪ノリし始めて、だんだんやばい感じになってきた。気がつくと絡みあっている。見つめ合う二人、そして、距離がだんだん縮まり、そして、ゼロになった。流石にこれはまずい。

 ふと、唯は?と思い、唯の姿を探すと唯は俺の横でトロンとした目で二人を見ている。唯は俺の視線に気がつくとグッと俺の腕にしがみついた。一瞬だけ俺を見たけど、また、二人を目つめてくる。

 俺たちの視線に気が付いた凛はゆっくりとゆかりから離れると。

「ごめんなさい、唯さん、交代しましょう」

凛は唯の手を引いて交代した。ゆかりは唯を優しく抱きしめた。俺は撮影はしないで、それを唖然と見ていると凛は俺の横に来て「いいでしょ」と甘えてきた。俺はそれを受け入れた。


 撮影会が終わって、お風呂に入ることになった。

「時間の都合もありますから、少し狭いけど二人づつ入ってもらえないでしょうか」

「わたしはいつもにいちゃんと入っているから、唯ちゃん、いっしょに入ろ」

唯は笑って頷いた。

「では、あなたはわたくしとですわ」

「にいちゃん、エッチはまだダメだからね」

「では、ゆかりさんと唯さんはお先にどうぞ」


 ゆかりと唯は楽しそうに風呂に向かった。凛はキッチンで少し何かしてから、俺の隣りに座って、耳元で

「今日はもう済ませたから、わたくしはもういいですわ、でも、チュッ」

 お風呂からはキャッキャと楽しそうな声が聞こえてくる。隣りの人から苦情が来ないだろうか、そう言えば隣りから音が聞こえてきた記憶はない。高級アパートなので防音が完璧なのかもしれない。


 しばらくして、お風呂からパジャマ姿のゆかりと唯が出てきた。

「お風呂どうぞ」

「わたくしは少しだけ後から入りますので、先に行ってくださるかしら」

俺は着替えを持って、風呂に向かった。ゆかりはニタニタしていたが、唯は甘えたそうな感じで俺を見ていた。


 脱衣所で服を脱いで、浴室に入ってシャワーを浴びていると、脱衣所に凛が入ってきて服を脱ぎ始めた。俺が湯船に入ると「入りますわ」と言って、ガラガラと扉が開いて、前を出て隠して凛が入ってきた。

「まじまじ見ないでくださるかしら?」

「すまない、見惚れてた」

「うふふ、お上手ですわね」

 凛は、体を洗ってから湯船に入ってきた。お湯がザーッと溢れてだした。

「二人で入るには狭いですわね」

向かい合って入るには狭いので、凛を抱っこした感じで湯船に浸かる。

「ゆかりさんとはいつもこんな風に入っているのかしら」

「えっ?ゆかりから聞いた?」

「ええ、ゆかりさんはみんな教えてくれますわ、可愛い妹さんですわね」

「まあ、俺も隠してたわけではないけど」

「そう言えば、唯さんとはまだなんでしょう」

「うん」

「唯さんも可愛いがってあげてね」


 さて、入浴後はパジャマと言っても俺は凛のアパートに置いあるジャージだけど、着替えてリビングに行った。凛は髪を乾かしたり、スキンケアとかで30分ぐらいでやってくるだろう。

 ゆかりと唯は相変わらず、キャッキャと床に敷いたラグの上でじゃれあっている。俺はとりあえず水をコップに入れて二人のところに行くと二人はさっと離れて、「にいちゃんはココね」と二人の間のクッションをポンポン叩いた。俺は二人の間に座って、水を飲んだ。

「それにしても、こうして皆んなでパジャマパーティーをすることになるとはな、俺はてっきり、女の子だけでやるのだと思ったよ」

「まあ、それもいいけど、やっぱりにいちゃんがいないと」

「そうです。お兄さんはわたしたちを繋ぐ絆ですから」

「そうなんだ」

「ですよ」

「まあ、にいちゃんが先輩とヨリを戻すとは思って無かったけど」

「本当です。わたしあの時、てっきりもうあってくれないと思いました」

「心配させて悪かったな」

「わたしも、にいちゃんを取られたくなかったから、頑張ったんだよ」

 凛とヨリを戻した頃、やたらベタベタしてきたのはそれが原因だったのか

「絶対そんなことないぞ、俺はゆかりはずっと大事に思っているし、唯だってそうだぞ」

ゆかりは俺に抱きついて、

「にいちゃん、大好き!チュッ」

「あっ!ずるい、わたしも、チュッ」

「もちろん、唯ちゃんも好きだから、チュッ」

とゆかりは唯ともキスをした。皆んな仲良しだ。


 凛が来るとゆかりは俺から離れてスペースを作った。凛はゆかりに会釈をして、そこに座った。

「皆んな揃いましたし、パーティーを始めましょうか」

 そして、パーティーは始まり、楽しくおしゃべりしたり、時には戯れたりして、時間が過ぎていった。


「にいちゃん、眠そうだね」

「うん、でもまだ大丈夫」

「でも、そろそろお休みしましょうか、わたくしとゆかりさんリビングにお布団を敷いて寝たいと思います」

「にいちゃんはわたしといつも寝てるし、先輩とも時々ねてるから、今日は唯ちゃんと一緒でいいよね」

「というか、いいの」

「お兄さんが嫌じゃ無ければお願いします」

「どうぞベッドをお使いください、汚しても構わないですわ」

と凛がウィンクしてるので問題はないのだろう。


 と言う事で、歯磨きをして寝るになった。

「お休み、にいちゃん、コレはちゃんと付けるんだよ」

「ありがとう、気がきくな」

「唯ちゃん、頑張ってね、おやすみ」

「お休みなさい、あなた、チュッ」

「ああ、おやすみ」

 

 唯は俺に寄り添って、ベッドのある寝室に入って、ドア閉めるとすぐに抱きついてきた。俺は唯をきつく抱きしめて熱い大人のキスをした。そして、離るとすぐにベッドに入って、

「優しくおねがいします」

「もちろん」

 新婚初夜ってこんな感なんだろか?


 夏は夜明けが早い、チュンチュンと鳥の鳴き声で目が覚めた。俺の隣には可愛い寝顔の唯がいた。昨晩はそのまま寝てしまったので、唯の色んなところが見えている。それに反応してしまう俺は少し情け無い気がした。


 もうすぐ乗鞍合宿だ。準さ備しないと。



 



 


 

 

 


 


 

 

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