第十七話 砂漠の見た夢?
半砂漠に咲く緋い花が、この時期にだけ膨大に広大な一面に咲き誇る。
赤い帆を持つ木製船が、側で休んでいる。
夕陽に映ったその情景は実に見事に映えた。
そんな夢を見たことをチョウに言うと、チョウは「調べてみる?」と聞いた。
図書館にふたりで行って、見聞書や文献を読みあさる。
閉館ギリギリまで本を読んでいたが、
ミーミルチョコレートドリンクのおかげで軽いめまいですんだ。
司書と話をすると、文献などにはないが、その幻の場所を知っていると言う。
普段の会話で聞いたことがある程度だが、実在するらしい。
謎の船について、「赤い帆」なのかは分からない。
チョウは王宮に戻ると言うし、結局「いいひと」について話はされなかった。
それからチャン・シュリの古い特集雑誌の話をしたら、
図書館側から欲しいと言われた。
あのあと他の記事も面白かったので、とっておいたのを贈呈した。
贈呈に相互どちらも料金は発生しなかったことを記述しておこう。
[ 余談 うわさ ]
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貴重な木材「きり」
そのきりで作る箱を「きりばこ」と言う。
大変に高級な、
職人手作りの、「『食パン入れ』きりばこ」なるものがあるらしい。
うわさいわく、きりの香りがパンに移ると。
香り高いと。
食パンの匂いが好きな私には、死活問題だ。




