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第2話 炎の男
そう言ってイケメンは素早く後ろに下がった
「俺は世界でたった7人しかいないソウルマスターの1人
そして俺のソウルはファイヤーソウル
身体中が常に熱き炎で燃えているのだ!
貴様!死にたくないなら俺に触れるな!」
「は?」
ぼっちのイケメンは、かなり重症の厨二病だった
「ねえ君ってそのいわゆる…あっなんでもないよ」
私は厨二病の事を本人に伝えようかと思ったが、やめておいた
子供の夢は壊しちゃいけないよね
「ん…?もしかして貴様もソウルマスターなのか!?」
「いやっ違う!違うから!
っていうかソウルマスターって何なの!?」
「ほう…ソウルマスターを知らないとは…
つまり貴様はソウルマスターの才能がまだ開化してない、不完全因子という事か!
よし、これから俺がソウルマスターについてたっぷり教えてやろう
俺の名前は火山炎だ
貴様の名は?」
「私は八幡美紀
これからよろしくね」