厨二病の唄 (親友になりたい)
言葉の隅々 表情 手の動き
目の動き 体の動き全てに
注意を払ってよくよく観察する
君のことを推し量ろうとして
何が好き 何が嫌い
誰が好き 誰が嫌い
臆病な僕
傷つかないように
親しくなりすぎないように
僕ばかりが 与えすぎないように
釣り合いのとれた 天秤に乗るように
そんな心開かない僕のことを
誰が心開いて受け入れてくれるもんか
入りたいのか
覗いてるだけか
ウインドウショッピングじゃあるまいし
かっこ悪いとこさらけ出したいのに
弱音を吐いてしまいたいのに
かっこ悪いと思われたくない
臆病者とばれたくない
防御力ゼロの鎧のくせに
プライドが邪魔するんだ
邪魔くさい重いだけの見かけ倒しの
僕のちっぽけな拠り所が
こんなに楽しいと思ったことも
知りたいと思ったことも
一緒に居たいと思ったことも
嫌われるのが怖いと思ったことも
全部初めての気がするんだ
君とはずっと友達でいたいよ
君の親友になりたいよ
唯一でなくていいから
ずっと続く関係で居たいよ
僕が君を頼るように 君に頼りにされたいし
問題は解決できないかもしれないけど
同じことに 怒って 泣いて
時間忘れて 悩んで ひたすら悶々として
とりあえず気分転換して
笑う時は一緒に馬鹿笑いしたい
何でも話せる親友がいたら
これからどんな嵐が来ても
心の奥底が 凪で居られるんじゃないかな
お互いがそんな存在でいられたらいい
君の親友になりたい
そう呼び合える存在に
ちっぽけな勇気なら 今ここで使う
ちっぽけなプライドを 今ここで引きずり出して
臆病者を否定するなら 心開いて踏み出すんだ
それが正しいプライドってもんじゃないの
馬鹿みたいにいろいろ考えちゃうけど
つまりは単純にこういうことだ
「馬が合う」 なら 駆け出して行こう
一緒に駆け回るのは楽しいにちがいないから!