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6日目 深夜テンション(ハイ)!から寝落ち寸前までお送りしております!

 「第二回!

  国王様に寝起きドッキリを仕掛けよーうの回!!!」


 「・・・今日は随分と遅かったのだな。

  もう夜中の11時59分じゃぞ。」

 

 「いやぁね、、ちょっと昼寝のつもりがね!気づいたら日付が変わりそうじゃん?もうびっくり!このまま朝まで寝ようかなーって思ったんだけど、ルカが待ってるだろうからさ、慌てて来たんだよ!!」


 「・・・待ってはおらんが、来るなら朝にして欲しかった・・・私、寝起きは頭が回らんのじゃ。

 というか何じゃそのテンション。」


 「嘘ばっかりー!爺やが言ってたぞ!いつもより一人分、晩御飯多めに作って待ってたってさ!」

 

 「・・・爺や?爺やは、いつも二十(8)時には寝ておるはずじゃが・・・お前まさか、老人を叩き起こしたのか?」


 「叩き起こしたなんて人聞きの悪い事言わないでよ!この前さ、ランチをご馳走様になったじゃん?そのお礼をしようと思ってさ。頭元にそっとプレゼント置いて、起きたらビックリーみたいなの!良いじゃん!」


 「・・・それは良い事じゃの。お前にもそんな感情はあったんじゃの・・・それでプレゼントを置こうとしたら起きてしまったのか。残念じゃったの。」


 「そうなんだよ、、、何あげたら喜ぶか一生懸命に考えたのにさ〜。。ほら、猿がシンバルもってパンパン叩く奴あるじゃん?あれにしたんだけどさ。あんなの頭元にプレゼントされてたら絶対びっくりするじゃん?」


 「・・・スイッチは入れてなかったんじゃよな?」


 「スイッチ?もちろん入れてたよ?シンバルパンパンしないとか!ただの人形じゃん!!そんなの誰もビックリしないよ!」


 「お・・・お前ー!爺やの心臓を止める気か!?・・じ・じいやーーーーー!!!!!」

 

 「どうしたんだよ急に!?夜中にそんな大声だすと迷惑だろ!?みんな起きちゃうよ!?」


 「何で!それは分かるのに!寝ている老人の耳元でジャンジャン鳴らすんじゃ!?どう考えても、そっちの方が迷惑じゃろう!危ないじゃろ!?」


 「耳元じゃなくて頭元ね?それにパンパン鳴らしたの俺じゃなくて猿だし。

 ・・・というか他人のプレゼントを迷惑呼ばわりするとかひどくない?」


 「ひどいのは、お前の頭じゃろう!?

 爺やは、もう960歳じゃぞ!?年配に対して何という事をしたんじゃ、お前は!

 ・・・老人じゃなくても!そんなプレゼントで喜ぶ奴がおるか!!!」


 「??爺や泣いて喜んでたよ?子供の頃から、ずぅーと欲しかったんだよねーこれ!って。

 ・・・てか爺やってそんな歳なんだ・・・良かったなぁ長年の夢が叶って・・・何だか俺も涙が出そうだよ。」


 「・・・そうじゃった・・・爺やは、どちらかと言えば、お前に近い所があったんじゃな・・・。あながち嘘とも思えん、、。」


 「で?」


 「で?で、とはなんじゃ???」


 「散々言ってくれたよね?だけど爺や喜んでたよね??

 何か言う事があるんじゃないかな〜」


 「ジ、爺やは特別じゃ!私が言っているのは一般常識の話じゃ!謝ったりなど絶対にせんぞ!!」


 「それは分かる。謝罪とかじゃないの。・・・俺が言いたいのは、一般常識から外れたプレゼントでも喜ぶ人はいるって事なんだけど?」


 「そらぁ、、、ん?そらそうじゃもおかしいと言うか、、ん?何と言えばいいんじゃ?わたしは何と言えば良いのか分からんのじゃが??」


 「はぁ、、。何でありがとうって言えないのかなぁ、、。

 プレゼント→貰う→ありがとう

 ・・・これって難しい話じゃないと思うんだけど。」


 「いやいや。それは貰った側が嬉しかったら自然と出る言葉じゃ、?あれ?爺やは喜んでおったんじゃもんな??そして爺やは私の家族も同然じゃ・・・ひょっとして私がダメなのか!?この場合??」


 「That's right!」


  「ノォーーーー!!!!!なんでじゃー!!!!!」


 「で、言う事は??」


 「ぬー、、!ありがとうなのじゃ!これで良いのか!?」

 

 「よくできました。さて、それでは本題に入ろうか。

 ルカは・・・国王様寝起きドッキリ大作戦を覚えているか?」


 「そんな勿体ぶられても困るんじゃが・・・。まだ5日前の話じゃ。当然、覚えておるわ。」


 「だよね!まぁその話なんだけどさ、よく考えたらズボズボじゃない?」


 「ん?ズボズボとは何じゃ??」


 「穴だらけと言うかさ〜、認識の指輪で神様のふりしてお告げをするって話だったじゃん?『魔王と話し合いの場を設けるのだー』みたいなさ?それで話し合いさえ出来れば仲直りに繋がるんじゃないかみたいなさ。」


 「そうじゃ。話し合う事が出来れば・・・もう一度、昔のように共に生きる事が出来るはずじゃ。」


 「そう、そこなんだよ。そんな簡単に行く話じゃないと思うんだよね。まず今みたいにお互いの領域に結界を張った理由とか知ってるの?仲悪くなった原因。」


 「そ、それは何度、お父様に聞いても教えて貰えんのじゃ・・・。しかし、直接聞けば良かろう?人間の王に。」


 「いや、見通し甘すぎない?それで向こうが激怒したらどうするんだよ。第一、お告げをするだけってドッキリになってないじゃん。面白みが一つもない。

 そんなんで、どうするつもりだったの?」


 「それは私の責任じゃないじゃろ!?別に面白みなど求めておらんし!」


 「それがダメなんだよ。相手を楽しませたいって気持ちが見えない。仲良くなりたいなら、どうすれば笑ってくれるか考えないとな。それに魔族や人間の為とはいえ、ただダマすってのもどうなんだ?仲直りしたとして、後ろめたくないか?それならオチがついてた方がいいじゃん。お互い笑えるようなさ。」


 「むっ、、、確かにその通りじゃ。しかし、どうすれば良いのじゃ。私は、そのようなことを考えるのは得意でないのじゃ。」


 「それを今から考えるのじゃ。人任せばかりではダメなのじゃ。ちゃんと自分で考えるのじゃ。」


 「人のクセを真似するな!!!・・・お前のその柔軟な発想が羨ましいわ。いかんせん私は変に、真面目に考え込んでしまう。」


 「そうでもないと思うけど。原因も分からないのに、話し合いができたら仲直り出来るなんて発想、なかなかお気楽な奴だと思うんだけど。しかも種族単位の話で。」


 「そ、それは、今まで思いつきもしなかったからじゃ。・・・いや、思いついたとしても出来なかったからじゃ!神のフリをするなどと!ずっと、、何か仲直りをするキッカケが欲しいと思っておったんじゃ。何も考えず飛びついても仕方あるまい。そうじゃろ?」


 「いや、そうじゃないじゃろ?もうちょっと考えようよ、魔王様。まぁでもいいんじゃない?ルカのそういうバカな所、嫌いじゃないし。」


 「バカとはなんじゃ!・・・それにしても不思議よの。お前たち人間の間でも、魔族との亀裂が生まれた原因は知られておらんのか?」


 「あ〜、、、一応、ウワサなら聞いた事があるんだけど。」


 「ウワサ?それはどんな話なんじゃ?」


 「なんだっけなぁ・・・なんか先代魔王と先代の国王、、いや、その前の国王だっけ?まぁなんか、その二人が魔王城での酒の席で言い争いになったのが発端みたいな?それで国王が、魔族はとてつもなく馬鹿げた価値観の持ち主だ!あんな奴らとは付き合ってられんわ!って言い出して・・・みたいな?」


 「そんな話が・・・。しかし、そんな事くらいで結界を張って、人間の領域では人間しか、魔族の領域では魔族しか魔力を使えぬようになどするであろうか?何の意味があるのか分からんのじゃが。」


 「ん〜、、どうだろ?、ウワサだと、帰ってきた国王の話を聞いた魔法使いか魔道士だかが結託して、勝手に結界を張った、みたいな話もあるんだけど・・・それなら今までずっと張ってある必要もないもんな〜。」


 「・・・そういえばお父様が、結界を張ったのは人間が先だ、と言っていた事があったのじゃが・・・」


 「あの結界のせいで、お互い自分の領域から出たがらないもんなー。つまんない世の中だぜ。」


 「・・・人間は魔族の事をどう思っとるんじゃ?憎しみなどは、、、恐れなどはないのか?」


 「人によってはあるかもだけど・・・基本、ないだろうな。というか人間と魔族の夫婦とか普通にいるからな。こっちにはいないのか?」


 「そうなのか!?・・・そうじゃったのか・・・。私は魔族領から出た事がないから、てっきり人間と魔族は関わりがないと思っておったのじゃ。商売人等は別じゃがな。

 魔族領は魔力が濃いゆえ、一般の人間では長く暮らす事は出来んのじゃ。それゆえ、人間領の方で暮らしとるんじゃろう。」


 「あー、そういや習ったな、そんな事。忘れてた。

 というか、誰かに聞いた事なかったのか??人間の話とかさ。」


 「子供の頃に、お父様の部下達に尋ねた事はあるが、誰に聞いても辛そうな、申し訳なさそうな顔をしておったんじゃ・・・。それ以来、人間の話はタブーというか、聞くのが怖くなってな。今思えば、もっと調べてみるべきじゃったんじゃが・・・。」



 「ふ〜ん。なんでだろな?喧嘩の原因はともかく、今の人間との関係くらいは教えてもいいのにな。・・・何か後ろめたい事でもあるのかな?人間に。もしくはルカに。」

 

 「そんな事は、、、いや、ウワサじゃと魔王城での飲み会だったんじゃよな?それならば、あの者たちも参加しとってもおかしくない。・・・何か人間や私に対して、やらかした事があるのかも知れん・・・」


  「っぽいよな〜。まぁウワサが本当だったらだけどさ。

 本人達に聞いてみたら?大人になったんだし教えてくれるんじゃない?」


 「それが、お父様やお母様を含め、その頃いた者たちは誰もこの城にはおらんのじゃ。というか、どこにおるのかも分からん。」


 「えっ、そうなの?でも、魔王領がいくら広いって言っても、探せない事はないだろ??」


 「お父様達は・・・違う世界におるのじゃ。

 あれは引退して少し経った頃じゃ。お父様の下に突如、魔法陣の様なものが現れて、お父様は消えてしまったのじゃ。」


 「先代魔王が?誘拐って事か?」


 「いや、その数分後に一度帰って来たんじゃけどな。なんか異世界に勇者として召喚されたから行ってくる、一人だと寂しいから行きたい奴は集まれー!と召集をかけたのじゃ。・・・それで、当時から私のサポートをしてくれていた爺やを残して、皆ついて行ってしまったのじゃ。」


 「お前、、、人望なかったんだな。」


 「違うわ!・・・暇だったんじゃ。皆。人間との交流もなくなり、喜ばしい事に大きな問題も起こらない。これまで歴代魔王達が作り上げて来たシステムや、民達の頑張りにより、私一人いればこなせるくらいの仕事しかなかった。 民のため新たなプロジェクトを立てるにも私が若すぎたのもあるしの。」


 「あ〜。それで皆、喜んで行っちゃったんだ?」


 「そうじゃ。考えても見ろ?勇者も必要なくなったこの世界の魔王とその一味が、今度は勇者となって世界を救いに行くのじゃぞ?楽しいに決まっておるわ!!!

 あいつらバカみたいに強いし!!!」


 「うん、俺も喜んで行っちゃうな、それ。」

 

 「あの頃は特に暇で毎日、オセロやらトランプやら暇を潰すのに忙しそうじゃったからな。仕方あるまい。・・・まっ、勇者など必要ない世界が1番じゃからな。喜ばしいことじゃ。」


 「そうだよな〜。歴史の授業で勇者の話は聞いたけど、あいつら卑怯だよな。戦闘能力も知識もあるし、難しい理論やら物の作り方なんかまで覚えてるんだもんな。料理とかもさぁ。

 俺なんて今だに、いちいちネットで調べなきゃ分からないのに。」


 「・・・私も、勇者の脳は直接ネットに繋がっていたという学者の論文を読んだ事があるのじゃ。一人の人間が知っておる知識にしては、分野が広すぎると書いておった。

 まっ、神に選ばれ力を授けられたと言っておったらしいからの。

 私達とは文字通り、住む世界が違ったんじゃろ。」


 「神に選ばれた、ね。・・・本当だったらルカのパパとママも神様に会ったのかな?帰ってくるのが楽しみだな。」


 「うむ。色んな意味で楽しみじゃ。

 この世界・・・いや、何と言えば良いのか分からんが、世界には私達の知らない事が沢山あるんじゃの、、。」


 「そうだな〜。はぁ〜、、、何だかいっぱい話して眠たくなってきた。珍しく普通に話し込んじゃったしな。」


 「そうじゃな。たまには良いもんじゃな。ゆっくり世間話に花を咲かすというのも。私も少ししか寝とらんかったから、今すぐにでも寝れそうじゃ。」

 

 「ふあぁぁ。3時か〜。じゃ、そろそろ帰るかな。

  また昼か夜にでも来るよ。晩御飯の時間に来れなくてごめん。おやすみ。」

  

 「ふあぁ・・・あくびがうつってしもうたわ。

  うぬ、また明日、、いや今日じゃ。おやすみなのじゃぁ。」


 「おう!じゃ帰るな!ちゃんと布団かけてから寝ろよ!テレポ」




 「・・・良い話が沢山できたのじゃ、、。

  今日も楽しかったのじゃぁ、、。」


 むにゃむにゃむにゃ・・・・・






       『ばさっ!!!』




 

 「そういえば作戦はどうなったんじゃ!!!!

  何も話が進んでおらんじゃないか!!!!!」




 ・・・まぁ今日はよいか。・・・おやすみ、なのじゃ。

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