俺、ラノベ主人公にならない
「ヤデス」
俺は速攻で答えた。光を超えたな!
俺の光を超える速さに畏怖してしまったのかなんか四龍さんブツブツ言っとる…
「え…私そんな嫌がられてるの?なんで…?朝の?」
「それともなんか臭いする?だから近くにいたくないの?今も離れてるし…」
なんかブツブツ聞こえるが俺はどこぞのラノベ主人公とは違うんだな!
バッチリ聞こえているのである。まぁ臭いが酷いわけではない、
むしろフレグランス。いい匂い。臭いじゃなくて匂い。
次に位置の弁明としては、一番この向かい合わせが胸元が見えるからな。男の欲望には光を超えた俺でも勝てないものなんだよ。
まぁ、このまま自分臭いとか思って香水たっぷりかけられちゃたまらんからな。一言声をかけてみるか
「四龍さん、」
「なんですかぁ(泣)」
「いい胸元だね!
ブブフォフォぉぉぉ」
殴られた。お嬢様とあろうものが…
仕方ないじゃないか!匂いのことより男は胸なんだよ!
匂いフェチの人と胸好きな人どっちが多いと思ってんじゃゴラァあ
(良かった、臭くはないらしいですね
「お父様、この人は今のように正真正銘の変態です。私にこの変態そんと同じ屋根の下で生活しろというんですかぁ!?」
そこまで言われてやっと四龍さん父は納得したらしい。
まぁ俺の光の速攻が決め手だろうな。
そこでニヤニヤした四龍さん乳、あ、父か。が言った
「では、これはどうだろう?紅音、君はこの同居生活が終わったら念願の一人暮らしを許可する。」
その一言で四龍さんは覚醒した。
「言いましたね!絶対絶対いったんだからね!約束なんだからね!」
興奮しすぎてツンデレ口調になってるがな…アリだな
ボソッ
こうして四龍さんも同居生活やろやろ組に入ったのだ
まぁこの、同居生活やろやろ金持ちーずに言い寄られて、人の良くて優しい俺は渋々承諾した。それじゃあラノベ主人公みたいだって?優しすぎるって?
それでいいんだよ…!
「お父様、この人俺優しー!的なこと考えてる顔してますけど、お金渡したんですよね?なんでこんな清々しい顔ができるのでしょうか、?」
「日影くんは面白い子だね。大事にしなさいよ」
「まぁ、一人暮らしの為に多少は頑張ってみます…
(あれ?なんでお父様黒石くんの下の名前知ってるの?)
「んね!四龍さーん、これ使っていい〜?」
「あ、今行きますから!そんな色々な物に触んないでくださいねっっっ!」
「紅音…日影くん、いつか話す時がくるから、それまでは…」
とりあえず家にもろもろコミコミ連絡してくるため、帰ってる途中です。
「なぜ、四龍さんついてくるん?」
「お父様にいってらっしゃいって言われたからに決まってるじゃないですか、そうでなきゃ何であなたの、」
「ファザコン」
「なっ、!」
くだらない話をしながら帰り道を辿る、
そんなことが夢だったんです。
そう彼女は語る。
自分はいつも男の人と帰るときは口説きセリフ
女の人と帰るときは嫉妬。自分も褒めてもられたい理由からの異常な褒め。
「お嬢様ってのは大変だな…」
「えぇ、大変なんです!」
胸を張りながら言う。小動物みてぇ
そう、俺の偽物の心は思った。
本物の心なんかどっかいったがな